2008-04-08

ビクトリア538&539日目:「あなたと飛びたい」。



 昨日もネットの調子が悪くブログの更新ができませんでした。 ごめんなさい。
 
 昨日はフライトが5本ある予定でしたが、生徒の一人が時間になっても現れなかったので、結局フライトは4本になりました。 この生徒、今のところ最近のフライトを4、5本連続でドタキャン、またはへんてこな理屈をつけてキャンセルしています。 次の訓練項目はスピンです。 もしかしてスピンが怖くて逃げているんじゃないかな?なんて思っています。 実際、スピンが怖くて飛行訓練を途中で投げ出す人もいるようです。

 天気がだいぶ良くなって来たからか、最近になってパイロット免許を取りたいといってクラブの門をたたく人が多くなってきました。 ここ数日で新しい生徒が2、3名増えました。 パイロットになりたい人は大きく分けて2種類に分類されると思います。 1つ目の種類は将来プロを目指す人。 こういう人はやはり若い人が多く、10代後半から20代前半が多いです。 一方、年配の方がパイロットを目指すことも少なくありません。 ここ数日で僕の生徒になった二人の生徒のどちらともが50代以上の年配の方々です。 そういう方々に共通するのは、「若い時にパイロットになりたかった」、「でも結婚して子供ができて飛行訓練は金銭的に無理になって諦めた」、「子供が大人になってようやく手を離れた」、「仕事がうまくいっているので金銭的余裕ができた」、「なのでパイロット免許を取りたい!」という場合が多いです。 

 おかげさまでここ最近はずっと忙しくしています。 外国人で英語も完璧ではない僕がたくさん飛ばせてもらえるのは感謝してもしきれないくらいありがたいことです。 忙しくなると新しい生徒のための時間がなかなか作れません。 新しく生徒になった人に、「他の教官であれば時間がある教官がいるから、他の教官と飛びませんか?」と聞くと、「いいや、僕はあなたと飛びたい」と言ってくれる人がいます。 この言葉が僕の心を揺さぶるというか、心に触れるというか、とても嬉しい気持ちにしてくれます。 外国人の僕でも頑張れば認めてくれる。 そんなふうに思えて、ますます頑張らなくちゃという気持ちになります。

 っと、ここまではいいのですが、ちょっとした悩みもあります。 ここ最近、毎晩のようにを見ます。 その殆どがフライトの夢です。 生徒と飛んでいて、僕がなにか間違いをしでかして焦るというような情けない夢です(笑)。 きっと日頃のストレスの現れなんだと思います。 他の教官に話を聞いてみてもフライトの夢をみる教官は多いようです。 ある同僚の教官などは夢の中でスピンに陥り、スピンから回復する手順(手と足を使って)をベッドの上でやりながら叫びながら目覚めるというケースもあるようです(笑)。 夢の中でスピンから回復できないんだそうです(笑)。

 今日の写真はクラブに停まっていたゲストの飛行機です。 機体のサイズはセスナ152の半分くらいのサイズですが、エンジンは300馬力あるそうです(セスナ152で110馬力です)。 ものすごい速度で飛ぶことができるんだと思います。 コクピットの中には酸素マスクもあったようなので、結構な高度を飛ぶ飛行機なんだと思います。

 ではまた明日。


(つづく)


2 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

それはきっと人類がニュータイプへと革新している前兆でしょう。

ニュータイプは戦争の道具じゃないんだ!

つまらんコメントで申し訳ない

Youhavecontrol@gmail.com さんのコメント...

ぴょんさん

いつものガンダムネタありがとう。 ガンダム=taけちゃんという構図が出来上がって早7、8になりましょうか。 あのガンダムTシャツを着て授業に現れた姿が忘れられません。 あとあのお医者さん鞄も。