2008-04-26

ビクトリア557日:ファースト・ファーストソロ。

 

 今日はきれいに晴れてくれました。 今日はフライトは3本と少なめでしたが、最後のフライトが遅くまでありました。 

 今日は初めて生徒をソロに送り出しました。 生徒は緊張したと思いますが、僕もかなり緊張しました。 まずサーキットをデュアルで3回ほど飛び、安全に飛べているのを確認してからクラブにタクシーし、僕だけが飛行機からおりました。 管制塔には生徒をソロに送り出すことを伝えました。 生徒をソロに送り出すための基準ですが、チーフのグラムには、「自分の母親をその生徒が操縦する飛行機に乗せることになった場合、その生徒の技量を信頼できるかどうか」を基準に考えろといわれたことがあります。 今日の生徒は多分大丈夫だと思ったのでソロに送り出しました。 まだ16歳の生徒で、今日はお母さんがソロを見守りに来ていました。 生徒が乗った機体が地上で行方を見守る僕と生徒のお母さんの頭上を通過していったときは目頭が熱くなりました。 サーキットを一周回って帰って来た生徒はなんだか一回り大きくなったように見えました。 ソロは終わりましたが、これからまだまだこの生徒との訓練は続きます。 

 今日の最後のフライトは普段キングエアを飛ばしているパイロットのチェックライドでした。 いつもはタービン双発機を飛ばしているプロの方です。 ATPLライセンスという、パイロットライセンスの一番最後のライセンスとでもいうべきライセンスを取得するための必要時間を稼ぐために最後の夜間機長時間1.7時間を消化するためにクラブにやってきました。 まず、チェックライドを30分ほどでしました。 その後、僕だけが飛行機から降りました。 これを書いているまさに今、その方はナイトサーキットをぐるぐると回っています。 サーキットを1.7時間も飛ぶのは至極退屈だと思います(笑)。 僕は無線を聞きながら、その方が戻ってくるのをひたすら待っています。 この間もお給料が発生するので悪くはないですが、帰宅は12時近くになりそうです・・・(涙)。

 明日は忙しくなります。 朝から晩まで飛んでいます。

 今日の写真はファーストソロを済ませた生徒との写真です。

 ではまた明日。


(つづく)

2 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

First Soloは教える側、教わる側両方を特別な気持ちにさせますね。一生に一回しか味わえないですからね☆
自分のファーストソロは膝ががくがく震えて、ラダー操作がうまくできませんでしたが(笑)

Youhavecontrol@gmail.com さんのコメント...

昇クン

本当にそのとおりですね。 一生に一回の貴重な経験です。 

膝が震えましたか(笑)。 緊張しますよね。 僕はファーストソロでやったランディングが今までのランディングの中で一番の出来だと今でも思っています(笑)。