2007-11-21

ビクトリア401日目:テストフライト。



 今朝、一度早い時間に起きたのですが、どうせすることもないしということで2度寝し始めたところで電話がなりました。 電話はクラブのチーフ、グラハムからでした。 「ZSCのトランスポンダーの修理が終わったからテストフライトをしなきゃいけないんだけど、行ってくれない?」ということでした。 もちろん、「すぐ行きます」と答えて電話を切りました。 そこから猛スピードで身支度をして、15分ほどでクラブに到着しました。 前回も同じようなテストフライトをしていたので、どういうことをしなければいけないかは分かっていました。 サーキットを数回やって降りてこようと思っていると、グラハムは「どこでも好きなところに行ってこい!」と言います。 ということで、今日はビクトリアを離陸して、ビクトリア市街上空をくるくると回ってきました。 まずはビクトリアの管制塔に「ちゃんとトランスポンダーを受信してもらってますか?」と確認。 「ちゃんとレーダーに写ってるよ」という返事が返ってきました。 その後ビクトリアハーバーのハーバーレディオと交信。 同じく「トランスポンダーはちゃんと受信できてますか?」と聞くと、「はい、loud and clearです。」という返事が返ってきました。 「ん?」と一瞬ためらいました。 「Loud and clear」というのは、無線機がちゃんと動いているかを確認するときのradio checkのときの返答です。 無線がちゃんと聞き取れると「loud and clear」と返事をすることがあります。 僕はトランスポンダーの信号を受信できているかを聞いているのであって、無線の受信具合を聞いているわけではありません。 「"Loud and clear"って、トランスポンダーのことですか?」と念押しすると、「そうですよ、あなたのトランスポンダーはloud and clearです」と言われました。 どうやらトランスポンダーのチェックのときにいう決まり文句というのはないようで、そのため無線のチェックのときの決まり文句で返してくれていたような感じです。 ちょっと面白いと思いました。 その後しばらくして高度がちゃんと映っているか(Mode Cというトランスポンダーは位置情報と高度がレーダーに表示されます)を確認してもらいましたが、全く問題ないということだったので、スティープターンもどきをやってビクトリアに戻りました。 途中、雲からが降り落ちてきました。 もう冬が近いんだなと実感しました。 結局0.6時間のフライトタイムを稼がせてもらいました。 
 今日クラブにいたら、マネージャーのジェリーが「CICカナダから電話が来たよ」と言っていました。 学生ビザの延長の件で僕が本当に学生なのかどうかの事実確認の電話をしてきたそうです。 ってことは審査も最終局面か?という期待が高まります。 さっさとビザを送ってこい!
 フライトの後はグランドスクールの準備をまたやりました。 最近のAdobeのAcrobat Readerは便利です。 文書中のイラストなんかを写真として抽出できたりします。 しかもハイクオリティーで。 AIMのイラストや文書をスライドにはめ込んで使おうと思っています。
 夕方からサイクリングに行きましたが、さすがに気温4度では体にこたえます。 冬用の手袋とシューズカバーをして走りましたが、つま先が寒さで痛くなりました。 今年こそ厚手のシューズカバーが欲しいところです。 力をかけず、ゆっくりと1時間ほど流しました。 最近調子が悪かった変速機も今朝調整をしたら綺麗にギア変換ができるようになりました。 今まであまり触らなかったのですが、意外に簡単でした。 夜はプールで泳いできました。 多分500mほどです。 僕は100mくらいしか泳げないと思っていたのですが、ゆっくり泳ぐと結構泳げることが分かりました。 問題は明日、明後日の上半身の筋肉痛です・・・(笑)。

 今日の写真は先日のフライトで訓練空域を飛んでいたときの様子です。 雲がこんな感じだったので不時着の練習などの高度を落とす訓練項目はできませんでした。

 ではまた明日。


(つづく)

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