2007-12-22

ビクトリア432日目:まだです。



 タイトルのとおり、ワークパーミットはまだ届いていません。 今日は金曜日。 もうそろそろクリスマス休暇の時期ですから、お役所もきっと休みだと思います。 どうやら年内にワークパーミットが届くことはないようです。 悔しいですが、どうしようもありません。 やれることはやりましたから、あとはもうちょっとだけ待つのみです。 もうちょっと、そう、あともうちょっとだけ。 
 ワークパーミットは届かないのに、この前トランスポートカナダから郵便が届きました。 なにかな〜と思って開いてみたら、航空身体証明書の更新をしたときの処理費用だということで55ドル(50ドルだったかな?)の請求が届いていました。 同じお役所関係でも、お金となると異常なほど処理速度が速い。 これがカナダのやり方みたいです(笑)。 ということで、今日の写真は僕の航空身体証明書(通称「メディカル」)です。 右上の番号が僕のライセンスナンバーです。 こうやって見ると「4」と「9」が多いですよね・・・。 なんか縁起が悪いような気がしないこともないです(笑)。
 昨日クラブで教官のスティーブと話をする機会がありました。 スティーブはバンクーバーのバウンダリーベイ空港にあるPro IFRというフライトスクールのビクトリア校でMulti-IFRを教えている教官です。 彼は僕を見るたびに僕の名前を叫んでくれる、とても陽気で男前な教官です。 彼に今後のことを尋ねてみたら、どうやらもう少ししたら次のステップに行くようです。 彼曰く、カナダの航空業界は今えらいことになっているらしく、パイロットの数が足りなくて本当に深刻な問題になりつつあるそうです。 そんな記事がウォールストリートジャーナルかエコノミストに掲載されていたんだとか。 パイロットである我々にとっては願ってもないチャンスが到来しているようです。 スティーブは国際線とかには興味がなくて、短距離路線を飛ぶエアラインに行きたいそうです。 彼は今35歳。 僕が来年30歳になることを話したら、「僕は32から(教官を)始めたんだよ。 なんにも心配いらないさ!」と爽やかに教えてくれました。 遅く始めたからこそできることというのがあるんだそうです。 若いときには分からなかったことや、人生経験を積んだからこそ理解できること。 そんなことがパイロットの業界でも多いそうです。 彼の言葉にはいつも励まされています。 そういえば、今後、エアバスの飛行機を飛ばす人のことは「パイロット」とは呼ばないんだとか。 飛行機は自動で飛ぶから、コンピューターなどがちゃんと作動しているかを確認するだけの「システムマネージャー」とかなんとかという肩書きの人が乗務することになるんだそうです。 いずれ飛行機の操縦なんか知らなくても飛行機を飛ばすことができる日が来るのかもしれません。 
 昨日、アシスタントチーフのマーセルからメールが来て、2月にまたグランドスクールを教えることになりました。 2月上旬にCPLのグランドスクール、下旬にPPLのグランドスクールを教えます。 PPLはこの前とほぼ同じことをやれるので下準備などもさほど必要ないですが、CPLのほうはまた一からスタートになるので、明日からその準備を始めようと思っています。 基本的にはCPLの筆記試験はPPLの試験のより深い知識を求められるだけで、出題範囲的にはそんなに大差ありません。 なので、グランドスクールのレクチャーにはPPL筆記試験時の復習的な内容を多く盛り込んでいく予定です。 自分自身、CPLレベルの筆記試験の内容は忘れてしまっているところがあるので、また勉強しながら準備を進めることになりそうです。 パイロットである以上、勉強が終わることはありません!

 それではまた。


(つづく)
 

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