2008-02-06

ビクトリア477日目:強風。



 今日は朝から風が強い一日で、大荒れの天気になりました。 一日中強風警報が発令されたままでした。 先ほど午後10時前になってようやく解除されました。 

 今日はフライトが3本入っていましたが、天気はよくないし、レッスンの内容的にも今日のようなコンディションでは有益な練習ができるとは思えなかったので、すべてのフライトをキャンセルしました。 今日はPIREP(Pilot Report)を見ると至る所でタービュランスやウィンドシェアの報告があったようでした。 B737やBeech1900といった飛行機がmoderate turbulence(中度のタービュランス)を報告してくるようでは、我々が172や152でどんなに頑張っても風に振り回されるだけです(笑)。 以前、ちょうど今日のような天気の日に教官証明のフライトテスト前の練習フライトしたことがあります。 ちょうどボーイング737がビクトリアに着陸する寸前に、「ウィンドシェアに遭った」とタワーに報告していたのを無線で聞きました。 それを聞いて数分後、僕もものすごいウィンドシェアに振り回されたことがあります。 エアスピードは保てないし、高度を保つのも困難。 なにより飛行機の姿勢を保つこともままならない状態になって、かなり焦りました(汗)。 その日は目的地を変え、ビクトリアのはずれの洋上で練習をしましたが、あまり集中できなかった覚えがあります。 CPLフライトテスト直前くらいの生徒ならまだしも、PPL取りたての生徒には今日の状態はあまりにも酷だったでしょう。 こういう日はおとなしくしておくに限ります!

 ということで、今日はできた時間を利用してグランドスクールで生徒達に取り組んでもらうクイズを完成させました。 過去にAir Lawを教えた教官が作った問題があったので、それを参考に(というか、殆ど真似)させてもらってつくりました。 CPLの筆記試験は問題の出し方が素直ではありません。 PPLの筆記試験は丸暗記で解けるものが殆どですが、CPLになると問題の出し方をひねって、受験者の本当の知識を問うような出題形式が多くなります。 今日は問題を作りながら、選択肢をなるべく似かよらせ、なるべく生徒達を迷わせるような感じにしました。 自分が答えるのではないので、こういうのはとても楽しい作業です(笑)。 

 今日、チーフと話をして、正式に毎週水曜日か木曜日を僕の休日にしてよいという許可をもらいました。 週末は一番忙しい時期なので休みは取れません。 その代わり、週の真ん中の水曜日、もしくは木曜日に休みを入れることにしましました。 教官の中には週2日休む人もいますが、ほとんどの教官は週1日休みのようです。 週2休む人は他の5日はフライトを5本こなしたりして忙しくしています。 僕ももっと忙しくなったら週休二日にするかも知れません。 とりあえずは様子見って感じです。

 明日はその水曜日。 本当は丸一日休みにするか、次の木曜を休みにするつもりだったのですが、明日は午前中に遊覧飛行(ディスカバリーフライト)が入っているし、明後日木曜日は午前中にまたラインクルーの手伝いをしなければいけないので、結局明日の午前のフライトが終わってから休むことにしました。 明日はアイロンを買いに行こうかと思っています。 天気がよかったら久しぶりに自転車に乗ってみようかとも思います。 今年になってまだ一度もサドルにまたがっていません・・・(反省)。

 今日の写真は、今日の悪天候の合間に見えた虹です。 

 ではまた明日。


(つづく)

1 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

朝送っていただいてありがとうございました。
結局、10時20分のフライトに繰り上げられました。
CYYJ→CYVRのフライトはずっと雲の中で、今まで乗ったDH-8の中で一番揺れました。
CYEG(?)へのフライトはスムーズで、初めて目の当たりにしたプレーリーのあまりの平らさと、雲に当たる真っ赤な夕焼けの景色がとてもキレイでいいフライトでした。
エドモントンは観光都市のビクトリアとは違って街が殺風景な印象を受けますが都会らしさも兼ね合わせていて歩いて回るには面白かったです。
明日からイエローナイフです…ちょっと緊張します。笑