2007-06-22

ビクトリア249日目:多忙な一日。



 今朝は雨が降っていました。 久しぶりに朝のシフトに入ったので気持ちよく晴天の下で働きたいと思っていたのに、おかげで朝から気分はブルーでした。 朝7時頃にクラブに行って、いつものように仕事を始めました。
 朝はまず、すべての飛行機(セスナ152が4台、セスナ172が7台)の燃料とオイルのチェックから始めます。 だいたいの場合、朝は前日にナイトフライトに出た飛行機の燃料補給だけでいいはずなのですが、今朝は多くの機体が燃料が足りない状態のままで駐機されていました。 きっと昨日の昼からのシフトのクルーが忙しかったかなにかの理由で燃料を入れないで帰ってしまったんだと思います。 仕方ないので朝の1時間ですべての機体に燃料を入れ、オイルの量を確認していたら、ものすごいスピードで時間が流れていきました。 それからは少しゆっくりとしたリズムになったので、セスナ172-GSNを洗うことにしました。 GSNは先日ニックがペンバートンに行く時に使った機体です。 山間部を飛んだせいか、翼やストラットには虫の死骸がびっしりと付着していてものすごく気持ちが悪かったです(汗)。 それを機体洗浄用の洗剤を水で割ったものを使ってブラシでごしごしして綺麗にしました。 ついでに他のパーツも洗浄。 こうやって洗った後の機体はとても綺麗で、特に離陸直後のクライム中の機体を地上から眺めると機体の光沢が洗う前と洗った後とではまるで違うことが一目瞭然です。
 今日はバイトを午後1時で切り上げ、そのままIRのグランドスクールに参加しました。 今日はチーフインストラクターがレッスンプラン(授業計画)の説明をし、実際に授業をしてくれました。 あまりにも授業が上手なので、僕は果たして授業の内容を習っているのか、それとも授業の教え方を習っているのかの区別がつかない不思議な状態になってしまいました(笑)。 普通にノートを取っていると、いつのまにか飛行機の仕組みなどのノートをとってしまいますが、実はどうやって授業を教えるかとか、どういうタイミングでどういうふうに質問を出すのかということのノートを取らなければいけないのです。 次回までにレッスンプランを作っておくように言われました。 これからは授業のリハーサルなんかもしなければいけないし、どういう英語の言い回しを使うかとか、どういう口語表現を使うかということも頭にある程度いれなければいけません。 チャレンジングですが頑張りたいと思います。
 グランドスクールの後はその足で計器飛行に出かけました。 今日はチリワックまで行ってきました。 往復2時間強のフライトで、その殆どをフードを付けたままフライトしていました。 チリワックでは初めてパイを食べました(いままではいつもチーズケーキを食べてました)。 チーズケーキもおいしいですが、パイもおいしかったです。

 今日はかなり慌ただしい一日でしたが充実していました。 明日は午前中にラインのバイト、夕方には残りのシミュレーターをやります。 明日でシミュレーターも終わり、デュアルフライトはすべて終了となる予定ですが、どうも計器時間が少し足りないような気がします。 僕の気のせいだといいのですが・・・。 明日、教官と確認してみようと思います。

 今日の写真はクランブルックのターミナルです。 写真のとおり改装中で、なんにもありませんでした。 せっかく記念となる300NMフライトだったのに(笑)。 サイモンと思わず笑ってしまったのがよい思い出です。

 ではまた明日。


(つづく)

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