2007-09-01

ビクトリア321日目:Bad mood。



 今日は朝から勉強をしたのですが、いくつか嫌な出来事があって、そのせいで一日なんとなく嫌なムードのまま過ごすことになりました。 気持ちの持ちようで一日が楽しくなったり、逆にまったく楽しくなくなったりするものです。 今日は残念ながら後者でしたが、明日は前者にできるようにしたいところです。
 今日はCPLの問題集の一般知識の問題を解きました。 まあまあの出来ですが、いくつか忘れてしまっていたことがあったのでそれを復習しました。 いつも思うのですが、市販の問題集はTransport Canadaの問題に似せて作っているとはいうものの、本番の試験には絶対でないような問題がたくさんあります。 超マニアックな問題だったり、問題の質問の仕方(wording)が酷いものもあります。 最悪なのは答えが間違っている問題です。 高い値段で売っているんだから、もっと本物のテストに忠実な問題集を作ってもらいたいと思います。
 今日、また電卓を買いました。 前回の電卓はルートの計算が出来るやつでしたが、今回は三角関数の計算が出来る電卓です。 日本ではサイン・コサイン・タンジェントなどはすべて理屈から覚えてどういうふうに計算をするかまで練習・暗記しますが、こちらの子供達は電卓でsin, cos, tanボタンを押して計算することを学校で学ぶようです。 そのため、scientific calculatorという電卓が売られていて、子供達は必ず一人一つこの電卓を持っているようです。 合理的な教育というか、手抜きというか・・・(笑)。 CPLの筆記試験では、飛行機がターンをしているときのストールスピード(失速速度)の計算問題などが出ます。 そのときはLoad Factor(いわゆる「G」)を丸暗記すれば答えることができる問題が多いようですが、教官証明の筆記試験になると丸暗記できない数字の計算が出ることが多いようです(理屈を理解していないと答えられないように問題が作られています)。 その場合はコサインの知識を使ってLoad Factorを計算することになるので、今回はcosボタンが付いた電卓を買いました。 信頼の日本製です(笑)。
 
 明日は午前中にバイトに行きます。 午後からはもしかしたら新しい教官のイアンとハートランドまでマウンテンバイクに乗りにいくかも知れません。 行かなければ引き続き勉強をします。 ちょっと体調が悪いので、安静にしていたほうがいいとは思うんですけど・・・。

 今日の写真ですが、自分が教官になったときに教材を作るために撮影しておいた写真の一枚です。 今日からしばらくはこのシリーズをお披露目します。 これさえ見ればとりあえずはwalk-around(飛行前の機体の点検。 Pre-flight checkとも言います)が出来るようになるはずです! 今日の写真はコントロールロックです。 コントロールロックとは、アルミ製の棒とそれに繋がった平たいプレートのことで、棒の部分を操縦桿に空いている穴に通します。 これが入っていると操縦桿を前後・左右に動かすことができません。 飛行前、そして飛行後には必ずこのロックを入れます。 入れておかないと風でエレロンやエレベーターがばたつき、最悪の場合はダメージに繋がる恐れがあります。 飛行前の点検ではエレベーターやエレロンを手で動かし、ヒンジ部分やボルトの確認、さらにはスムーズに作動するかなどを確認するためにこのコントロールロックをまず取り外します。 このロックを入れたままではフライトできませんし、このロックを入れたままフライトすると航空法違反になります(CARsの中に「飛行中はコントロールロックを入れないこと」という決まりがあります)。 学生がフライトトレーニングから戻って来て一番よく忘れるのがコントロールロックを入れることです(バイト中によく発見します)。 フライト後にコントロールロックを入れることは良いAirmanshipの一つであると考えられています。

 ではまた明日。


(つづく)

4 件のコメント:

Aviator さんのコメント...

おはようございます。
昨日はBad Day だった様ですね。
CZBBでバルテージというYouHaveControlさんが一緒に飛んでいる生徒を見かけましたが駐機の際にC172のウィングチップをフェンスに接触させてナビゲーションとストロボ・ライトを破損した様です。VFCに電話してしばらく整備士さんと迎えが来るのを待っていましたが結局その飛行機で一人で飛んで帰っていきました。
私は破損したウィングチップは見ましたが事の一部始終を見ていた訳ではないので何とも言えません。バルテージと話ましたがVFCでは2ドルのインシュアランス・サーチャージを払っているので保険でカバーされると言っていました。
うちにもインドからの生徒さんは沢山いますが文化の違いというか育ちの違いを感じます。
私もコントロール・ロックに関しては「たとえ30秒でも機体を離れる事があったら、どんなに風が無い日でもコントロール・ロックを必ずするように!」厳しく指導しています。道具を大切にする事は人に雇われて高価に乗り物を飛ばしている業界では重要な事だと思います。訓練の早い時期から叩き込みましょう。

YouHaveControl.net さんのコメント...

Aviatorさん

 バルテージの件は今日クラブで耳にしました。 AMEがCZBBまでいったらしいです。 そちらのランプにはもしかしてタクシーラインのような線が引いてあったりしますか? そしてそれを辿っていっても必ずしも他の飛行機やフェンスとのクリアランスは保証されていなかったりしますか? こちらの生徒を見ていていつも思いますが、彼らはタクシーラインに沿ってさえいれば他の飛行機には一切当たらないと思っているようですが大きな間違いです。 実際に線をフォローして翼をぶつけた人を知っています。 なにはともあれバルテージにとっては災難な一日になってしまいましたね。 かわいそうに。 ところでCZBBのターミナル周辺にそんなフェンスなんてありましたっけ?
 コントロールロックもそうですが、僕は個人的にはタイダウンの結び方なんかも気になっています。 ちょろちょろっと丸結びみたいに引っ掛ける程度の人が驚くほど多いです。

Aviator さんのコメント...

こんばんは。CZBBのランプには黄色い線は引いてありますが延長されたRWY25の新しいタクシーウェイEに向かう線以外は古くて不鮮明ですね。CYYJのような鮮明な線ではありません。
バルテージがウィングチップをぶつけた場所はうちの学校があるメインターミナルのの西側に新しく整地されて作られた駐機エリアです。
アスファルト舗装されたばかりで線は引いてありませんが広さは十分あります。
フェンスはターミナルの敷地とエプロンの境にあって高さはCYYJの管制塔の前にあるフェンス程度の高さです。フェンスに付いていた傷から想像するにフェンス前に駐機する為にタクシングして行きテールをフェンスに向けようと旋回した際に近づきすぎて接触したと思われます。
生徒さんは訓練開始当初に担当インストラクターを見てコントロールロックやタイダウンなどの仕方を覚えるので最初が肝心ですね。
うちの学校では毎朝整備がコントロールロック、タイダウン、ピトーカバーなどをチェックして最後に飛んだ人をログブックで探し出して注意しているのを見かけます。その注意は担当インストラクター来る事もあります。

YouHaveControl.net さんのコメント...

Aviatorさん 

そうでしたか。 確かCZBBは駐機する場所を選ぶのに困った覚えがありますので、新しく駐機スペースができたことは歓迎ですね。 線を辿ったわけではないとなると、単なるケアレスミスですね。 こういう経験を1度やると今後はかなり慎重になるでしょうから良い薬だと思います。 クラブ側からしたら頭が痛いところだと思いますけど。

そちらのラインクルーの方はピトーカバーまでするんですね。 うちではしません。 そういえば、この前ピトーチューブにカバーを付けたままタクシーしてたセスナを見ました。 あの後事故にあっていなければいいんですが(笑)。