2008-01-05

ビクトリア446日目:療養中。




 ビザの件が解決したと思ったら、とたんに体調を崩しました(笑)。 とはいえ、喉が少しだけ痛むのと、鼻が詰まっているくらいのもんです。 日本には這ってでも帰りますから、日本の皆様ご安心を(笑)。

 ここ最近、強風警報が発令されることがとても多いです。 僕はメールを環境庁のサービスに登録してあるので、警報が発令されるとすぐにメールが届くようになっています。 今日もその警報関係のメールがたくさん届きました。 ほとんどはバンクーバー島の最北端あたりで風が風速100キロ/時くらいになっているというものが多いです。 僕はいったことがないですが、この島の端は結構天気がめまぐるしく変わるエリアのようです。 今日は一日中風が強くて、夕方でガストが28ノットほど出ていました。 これを秒速に直すと、秒速14メートルくらいになるかと思います(間違ってたらごめんなさい)。 ノットで言われてもあんまりしっくりきませんが、秒速14メートルとなると結構強い風だというのが分かってもらえるかと思います。 

 どうやらかなり勢力の強い低気圧が近くにあるようで、今日ATISを聞いてみたら、「Altimeter 28.67. I say again, 28.67」と録音されていました。 28.67という数字は気圧の高さを表す数字ですが、普段は29台から30台が多いです。 28台まで落ちたのは初めて見たかも知れません。 ヘクトパスカルに直すと970ヘクトパスカルとなりますから、結構な勢力であることがわかると思います。 「I say again, 28.67」というのが面白いな〜と思いました。 普段はこんなフレーズはATISには録音されませんから。 28.67と聞いてパイロットが「29.67の間違いだろう?」と勘違いしないようにするために強調したのだと思います。 29.67と28.67では高度計に気圧をそれぞれセットすると1,000 ftの誤差が発生してしまいます。 

 明日も予報では風が強い一日になるようのでどうなるかわかりませんが、予定ではマイクとセスナ172Rのチェックアウトライド兼スキルアップフライトに出かける予定です。 セスナ172Rはクラブ所有の他のセスナ172型機(NとP)とは少し仕組みが違います。 1990年代後期に製造された172Rは、1970年代後半から80年代に製造されたNやPよりも計器類は綺麗だし、シートもふかふかだし、シートベルトも車のシートベルトみたいなリール式のものが付いています。 エンジンがフュールインジェクションタイプで、キャブ仕様ではないのがもっとも大きな違いです。 172Rはレンタル代がNやPよりも1時間あたり10ドルほど高いし、教官になれば無料でチェックアウトさせてくれるというのを聞いていたので、今まで一度も飛ばす機会がありませんでした。 教官になったからにはクラブの飛行機はすべて飛ばせないといけないので、そのためのチェックアウトフライトをする予定です。 チェックアウトをうけるには簡単な筆記試験を受ける必要もあります。 クイズ程度なので簡単ですが、それでもちょっとだけ勉強しなければいけません。 まずはそれを朝に済ませようと思っています。 明日からはいよいよ制服を着てクラブに出かけます。 初出勤という感じです。

 今日の写真はターン中の1枚です。 明日もこんな感じでぐるぐる回ります。 この写真ではバンク角は45度よりもちょっと浅いかなという感じに見えますね。

 ではまた明日。


(つづく)

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