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2008-02-17

ビクトリア488日目:「体で感じろ!」。



 今日は天気もなんとかもってくれて、朝10時からフライトを4本こなしました。 

 1本目と3本目はカナダ人の男の子で、今日はストール(失速)からの回復の練習を主にやりました。 この生徒は頭が結構いいようなのですが、いつも理屈ばかりで考えようとします。 飛行機の操縦は理屈も大事ですが、それ以上に飛行機がどういう動きをしているかを体で感じることも大切です。 僕がPPLの訓練を受けていたときには、「Don't think, feel it(頭で考えるな、体で感じろ)!」とよく教官に言われたものです。 今になってその言葉の意味がよく分かるようになりました。 僕の生徒にも体で飛行機の動きを感じとれるようになってもらいたいものです。

 2本目はディスカバリーフライトで、見た目でだいたい30代最初か半ばくらいの男性でした。 今日の写真の手前に写っているGYRN(無線交信では「ゴルフ、ヤンキー、ロミオ、ノーベンバー」と発音します)という赤いセスナ152でビクトリア上空までお連れしました。 僕が日本から来たという話をしたら、袖をめくって立派な龍と鯉の入れ墨を見せてくれました。 なんでも名古屋までいってわざわざ彫ってもらったそうです。 カラフルできれいなタトゥーでした。 このGYRNは最近クラブが追加したセスナ152です。 コクピットの中まで真っ赤で、いかにも70年代製という感じのインテリアです(笑)。 今日初めて飛ばしましたが、しっかりと整備されていてタイトな感じのコントロール感が印象的でしたが、どうも右にロールする傾向にあるように感じました。 もちろん燃料や乗客の体重などによって飛行機のバランスはかわりますが、どうもそれとは違う理由があるように感じました。 それにしてもこの飛行機の登録番号、発音しにくくて仕方ありません! どうやら母音が多いからだそうです。 ネイティブでも言いにくいそうです。

 4本目はナイトレーティングの生徒でした。 ブリーフィングをして、薄暗くなってきてから出発しました。 フライトの前に電話がかかってきて、「乗客をつれていってもいい?」と聞かれたのでOKしました。 彼はもうPPLを持っていますし、今日は初めてのナイトフライトでビクトリアの上空を飛ぶ予定だったので乗客がいても問題ないと判断しました。 生徒が連れてきた彼女と思われるその女性は小型機に乗るのは今回が初めてということでしたが、今夜は気流も穏やかで、生徒の操縦テクニックもまずまずだったので楽しんでもらえたようです。 フライトの途中でGPSや無線機をいじっていたら、触れてはいけないスイッチを入れてしまったようで、しばらく無線が使えなくなってちょっと驚きましたが、無事にビクトリアに戻ってきました。

 今日は教官を始めてから初めてとなる1日4本のフライトをこなしました。 飛行時間はぐんぐん伸びていますのでとても嬉しいのですが、一方で教官になると自分で操縦をすることが殆どなくなります。 教官は飛行機を飛ばすのが仕事ではなく、生徒が操縦できる時間を最大限に作ってあげるのが仕事だそうです。 僕が操縦をするのを見て学ぶよりは、実際に生徒が操縦桿を握り、体を使って覚えるほうが効率は良いそうです。 Flight Instructor Guideによれば、このプロセスは原始人が子供に石斧の作り方を教えたやり方と同じだそうです。 まずは親が自分で斧を作ってみせ、それから指示を与えながら子供に作らせ、次は指示なしで子供が作るのを監督し、最終的には子供が一人で斧を作れるようになります。 


 明日はフライトは3本あります。 うち、1本は先週飛べなかったディスカバリーフライトの男性なので、明日はきっと楽しんでもらえると思います。

 ではまた明日。


(つづく)

2008-02-05

ビクトリア476日目:ベテランパイロット。



 今朝はラインクルーの真似事で朝7時から12時まで手伝いをしてきました。 12時からフライトに出かけ、さらにその後すぐにフライトに出かけたので、結局今日もお昼ご飯を食べる時間がありませんでした。 でも、4時過ぎから5時半くらいまでの間に小休憩が取れたので、その時間にお昼ご飯を食べました。 

 今日は雪がぱらつく天気で、朝7時の段階で気温はマイナス2度でした。 de-iceしないといけない飛行機が4機ほどあって、さらにメンテに入る飛行機があったり、メンテが終わった飛行機があったおかげで、飛行機を頻繁にハンガーに入れたり出したりしていました。 タイヤが付いているとはいえ、セスナ172で1トンほどの重さがあります。 そんな機体を小柄な僕が押したり引っ張ったりするのはなかなか体力が要ります。 しかもエプロンエリアは地面が完全に水平ではなく、ちょっと上り坂があったりするともう大変です(笑)。 今日はたくさん飛行機を押したり引っ張ったりしたせいで太ももの前の筋肉が疲れてしまいました。 最近自転車に乗っていないので、足の筋肉が落ちているように思います。 また乗らないと・・・。

 今日も3本フライトしました。 今日はローカルエリアにはいかず、ずっとサーキットをしていました。 天気があまりよくなく、雲が低かったのが主な理由です。 サーキットを飛んでいても雲がところどころに点在していて、避けながらフライトをつづけました。 1本目は日中のサーキット。 ファーストソロにもう少しで送り出す予定の生徒です。 無線通話やサーキットの飛び方がもうちょっと落ち着いて来たらソロに出せると思います。 3本目はナイトサーキット。 今日も暗闇の中を飛びましたが、やっぱり着陸が難しいようでうまくいきません。 着陸がちゃんとできるようにならないとこちらもソロには出せませんから、次は日中にサーキットをして、着陸がちゃんとできるようになるまで夜のフライトはお預けにしようかと思います。 

 今日の2本目のフライトは172Rのチェックライドだったのですが、今日の生徒さんはPilatus PC-12というタービン機を飛ばしている機長さんでした。 免許を見せてもらったら、取得可能な免許やレーティングはほぼすべて持っているという感じの方でした。 書類を見て、「もしかして自信満々で気が強くてクセのある人(ベテランパイロットに多いタイプ)じゃないかな〜」と不安に思っていたのですが、実際会ってみたらなんとも穏やかで親切そうな人で安心しました。 チーフが既に良く知っている方らしかったので、チェックライドとはいえ、サーキットを3回やっただけで終わりました。 腕前はもちろん完璧(笑)。 チェックリストなどもちゃんと注意深く確認しながらやっていたし、僕のいうことにも耳を傾けてくれていたし、なにより操縦の腕がよく、僕が指摘すべきことなど一切ありませんでした。 フライトの途中でピラタスの話やご家族の話をしてもらうことができました。 息子さんもPC-12の副機長をしているそうです。 今度ピラタスでビクトリアに来る予定があるらしく、そのときは飛行機の中を見せてくれるといっていました。 ATPLを持っている経験豊富なベテランパイロットでも夜の山岳地帯を飛ぶときは怖いと感じることがあるといいます。 我々が小型機で行っているようなタクシー中の計器チェックなども同じようにピラタスでもやっているそうです。 サイズは違っても、飛び方の基礎やパイロットの気持ちはやっぱり同じみたいです。

 明日はちょっと遅く11時からフライトが3本連続であります。 明日も頑張ろうと思います。 でも、恐怖警報が出ているので、フライトできないんじゃないかとちょっと心配しています。 先週もそうでしたが、数日飛べる日が続くと、すぐにまた飛べない日が入ってきます。 天気相手の商売なので仕方ないといえば仕方ないんですけどね。

 今日の写真は引き続きバンケットの写真です。 食事会が始まる前のカクテルパーティーです。 正直なところ、僕はこういう社交の場はあんまり得意ではありません。

 ではまた明日。


(つづく)

2008-01-30

ビクトリア470日目:クリス。



 今日は午前中にずっと前からやろうやろうと思って来てなかなか時間が見つけられずにいたMSPという国民健康保険の加入手続きを済ませました。 以前はこの保険に入っていたんですが、学生ビザが切れてから、カナダに滞在する根拠となる書類がなかったので、延長手続きができずにいました。 おそらく説明をすれば延長はできていたんでしょうが、そもそもワークパーミットがとれるかどうかもわからないのに保険料を支払うのもあほらしかったし、どうせ一時帰国も近かったので手続きを引き延ばしていました。 僕が大学で働いていたときは留学する学生全員に「ちゃんと保険に加入するように」、「未加入の期間がないようにしなさい!」と厳しく指導していたんですが・・・(笑)。 それもこれも悪いのは僕ではなくてカナダ政府です、と他人のせいにしてみました(笑)。

 今日は午後1時から昨日と同じくラインクルーの真似事でクラブに手伝いをしにいってきました。 今日から新しい、「本物」のラインクルーが入りました。 名前はクリス。 とてもごつい男です。 お父さんがエアカナダジャズでDash-8のキャプテンをしているそうです。 彼はクラブでPPL訓練を間もなく終えるという感じの若者です。 なんでも飲み込みがよく、しっかりしていそうでラインの仕事を教えるのはとても楽でした。 ここ最近になって新しいラインクルーが2名入りました。 僕をはじめ、最近教官になったジェフ、他にも現在ラインクルーをしている連中もどんどんラインの仕事を辞めていくので、新しいラインクルーを育成していくところです。 それにしてもカナダの若者には「クリス」という名前の男が異常に多いです! 今日入ったラインクルーもクリス、前からラインクルーをやっているのもクリス、先日初フライトをした生徒もクリス、この前一緒にフライトに行った人もクリス。 こんなに同じファーストネームがたくさんいたら日常会話でこんがらがらないのか不思議でなりません。

 そういえば、今日外でセスナ172に燃料を給油していたら、カナダ軍の空母艦載機が1機、突然現れました。 昨年の夏にアメリカやカナダの合同訓練があったときによく目にしたバイキングという飛行機にそっくりでしたが、クリス曰く、バイキングとはすこし違った飛行機だそうです(名前は忘れました)。 滑走路の100 ftほど上空を高速で飛びながら左右に90度機体をロールさせてかっとんで行きました。 「えらいすごい角度で侵入してくるな〜」と思ってみていたら軍の飛行機でした。 あれがもしクラブのPPL生徒の飛び方だったら、チーフから即フライト禁止令がでると思います(笑)。

 明日はやっと1日お休みです。 ビクトリアにちょっと買い物をしに行く予定です。 それが終わったらグランドスクールの準備をするつもりです。 普段は日中はフライトなどで忙しくて、家に帰って来てからグランドスクールの準備をする余裕はまったくないので、時間があるときに準備をやってしまおうと思っています。

 今日の写真は福井を出る電車の中で食べたソースカツ丼です。 駅前の小川家というところで買いました。 買ってからしばらくしてから食べたので汗をかいてしまっていましたが、それでもおいしかったです。 あ〜、また食べたいです。


 ではまた明日。


(つづく)

2008-01-08

ビクトリア449日目:パッキング終了。



 今日は午前中に洗濯をして、日本に帰るための準備をしました。 今朝になって、今までずっとベッドの下に片付けておいたバックパックを取り出したら、ホコリにまみれていました。 よく考えたら、最後にこのバックパックを使ったのは2006年の年末にアメリカに行ったときです。 それ以来ずっとベッドの下にほったらかしにしておいたので、えらい状態でした。 
 
 いつもパッキングをすると、あれもこれもと余計なものを入れてしまいます。 今回は本当に必要なものだけを入れました。 実家に戻れば少しは服がおいてあるからそんなにたくさん持って帰る必要もないと思ってのことです。 

 午後からはクラブに行き、マイクとセスナ172Rのチェックアウトフライトに行ってきました。 この172Rは「wet wing」と呼ばれ、燃料が翼の中に直に入っています。 他の172や152は翼の中に燃料タンクが入っていて、その中に燃料が入っています。 なんでも、このウェットウィングを採用した当初は、構造上の理由で翼の中にある不純物が見つけにくかったらしく、それが原因で事故が起きたそうです。 裁判沙汰などに今後ならないようにと、不純物を確認するための「ドレイン」と呼ばれる燃料のサンプルをとる穴が翼の下と胴体の下に計13個もあります(笑)。 他の172や152には基本的に3つしかドレインはありません。 ウォークアラウンドではこの穴すべてから燃料を少量取って、燃料の色や不純物の有無を確認します。

 今日はビクトリアを離陸して、ローカルエリアでスローフライトやストール、スティープターンを少しやり、その後でダンカン空港に行ってサーキットをやりました。 最初の着陸ではおそらく3回くらい接地したと思います。 機体の重さや操縦の感覚、フレアのタイミングなどがうまくいかなかったので、バウンスしました(笑)。 あんなにひどい着陸はかなり久しぶりでした。 ちょっとショック・・・(笑)。 途中でマイクと操縦を交代し、マイクも練習をしました。 二人で1時間ちょっとの楽しいフライトができました。 

 今日の写真が172Rのコクピットの写真です。 写真の真ん中の上のほうにアナウンシエーターパネルが見えます。 ここに警告メッセージがでます。 今日は「fuel low」という警告が出ていました(実際には燃料は十分あったのですが)。 とても快適で、静かで、速く飛べる良い飛行機だと思いましたが、操縦桿は他の172よりもかなり重く感じました。 減速させるのも結構大変だと感じました。 燃料のブーストポンプを使ってプライムしたりする独特の手順でしたが、予想したよりも簡単でした。 最後の着陸はまあまあうまくできたので、あと1,2回乗れば慣れると思います。 計器もラジオもきれいだし、少しだけプロフェッショナルパイロットになったような錯覚に陥りました(笑)。

 さて、明日は午前7時のフェリーでビクトリアを後にします。 午後1時半発のエアカナダで日本に帰ります。 日本にいる間はあまりブログを更新できないかもしれませんが、できる限り時間があるときに更新しようと思います。

 それではまた。



(つづく)

2008-01-06

ビクトリア447日目:初出勤。



 今日、初めて制服を着てクラブに出勤しました。 実に約1年3ヶ月ぶりにネクタイをしめました。 ネクタイをすると気分が引き締まるので元々ネクタイをするのは嫌いではありません。 クラブに支給されたネクタイはクリップでぱちっ!と留める簡単なやつです(笑)。 クラブの教官の制服は、濃紺のシャツに黒(または濃紺)のネクタイとなっています。 なぜこの色の組み合わせになったかには諸説あるそうですが、このシャツになる前はポロシャツだったそうです。 それから比べればだいぶプロフェッショナルに見えるのではないかと思います。 パイロットシャツというと必ず肩に肩章(と呼ぶんでしょうか)がついています。 ここに何本線があるかで副操縦士(3本線)なのか機長(4本線)なのかが分かるようになっています(この他、色も関係があるそうです)。 僕のシャツにも肩章をつけるためのフラップはついていますが、特に線はありません! ズボンはジーンズ以外であれば何を着てもよいことになっています。 僕はなるべく綺麗めなチノパンを履くことにしました。 日本に帰ったら仕事着に出来る服を入手しなきゃいけないなといろいろ考えています。
 
 今日は昨日の書き込みに書いたとおり、セスナ172R型機のチェックアウトのための小テストをやりました。 他の172や152とは微妙にスピードの数値が異なります。 3種類の飛行機のスピードの規定値を全て覚えるのは結構大変です(笑)。 絶対に知っておかなければいけないのは失速速度やBest rate/angle of climbのスピードなどです。 172NやPのスピードとほぼ同じですが、微妙に違うところがあります。 一番違うのはエンジンRPMの設定だと思います。 172NやPでは2,300回転/分付近で巡航しますが、172Rでは2100回転/分ほどで巡航します。 それでいて巡航速度は他の172よりも速いそうです。 3つの車輪がすべてウィールパンツというカバーで覆われているので、それだけでスピードが数ノット速くなります。

 172Rにはアナウンシエーターパネルというパネルがあって、燃料ポンプやバキュームポンプといった主要コンポーネントに異常が生じるとパネルにカラフルな警告灯が表示され、パイロットの注意を引く仕組みになっています。 また、オートパイロット機能が備わっているので、手を離しても同じ方角に飛行機が自動で飛ぶようになっています。 こういう点がたとえセスナ172であっても最近の旅客機に少しだけ似ていて、パイロットの興味をおおいにそそってくれます。

 さ〜飛ばしに行こう!と思ったら、誰かがオンラインで172Rを予約してしまったので、結局今日は飛ばさずに終わりました(笑)。 ということで、明日のチーフとのオリエンテーションが終わってから飛ばすか、または日本から戻って来てから飛ばすことになりそうです。 

 今日の写真は僕が2006年の10月15日に日本を発った時に乗って来たエアカナダのボーイング767型機です。 今回も767のようです。 まったく同じ機体になる確立は1/31のようです。 席はもちろん窓側です(笑)。 残念ながらエンジンの後ろ側の席なので、若干エンジン音でうるさいとは思いますが、中央席よりはましかなと思っています。

 明日はクラブでチーフから書類や様々な手続きなどについてのオリエンテーションを受けてきます。 それが終わったらそろそろ帰国の準備を始めます。 

 ではまた明日。


(つづく)

2008-01-05

ビクトリア446日目:療養中。




 ビザの件が解決したと思ったら、とたんに体調を崩しました(笑)。 とはいえ、喉が少しだけ痛むのと、鼻が詰まっているくらいのもんです。 日本には這ってでも帰りますから、日本の皆様ご安心を(笑)。

 ここ最近、強風警報が発令されることがとても多いです。 僕はメールを環境庁のサービスに登録してあるので、警報が発令されるとすぐにメールが届くようになっています。 今日もその警報関係のメールがたくさん届きました。 ほとんどはバンクーバー島の最北端あたりで風が風速100キロ/時くらいになっているというものが多いです。 僕はいったことがないですが、この島の端は結構天気がめまぐるしく変わるエリアのようです。 今日は一日中風が強くて、夕方でガストが28ノットほど出ていました。 これを秒速に直すと、秒速14メートルくらいになるかと思います(間違ってたらごめんなさい)。 ノットで言われてもあんまりしっくりきませんが、秒速14メートルとなると結構強い風だというのが分かってもらえるかと思います。 

 どうやらかなり勢力の強い低気圧が近くにあるようで、今日ATISを聞いてみたら、「Altimeter 28.67. I say again, 28.67」と録音されていました。 28.67という数字は気圧の高さを表す数字ですが、普段は29台から30台が多いです。 28台まで落ちたのは初めて見たかも知れません。 ヘクトパスカルに直すと970ヘクトパスカルとなりますから、結構な勢力であることがわかると思います。 「I say again, 28.67」というのが面白いな〜と思いました。 普段はこんなフレーズはATISには録音されませんから。 28.67と聞いてパイロットが「29.67の間違いだろう?」と勘違いしないようにするために強調したのだと思います。 29.67と28.67では高度計に気圧をそれぞれセットすると1,000 ftの誤差が発生してしまいます。 

 明日も予報では風が強い一日になるようのでどうなるかわかりませんが、予定ではマイクとセスナ172Rのチェックアウトライド兼スキルアップフライトに出かける予定です。 セスナ172Rはクラブ所有の他のセスナ172型機(NとP)とは少し仕組みが違います。 1990年代後期に製造された172Rは、1970年代後半から80年代に製造されたNやPよりも計器類は綺麗だし、シートもふかふかだし、シートベルトも車のシートベルトみたいなリール式のものが付いています。 エンジンがフュールインジェクションタイプで、キャブ仕様ではないのがもっとも大きな違いです。 172Rはレンタル代がNやPよりも1時間あたり10ドルほど高いし、教官になれば無料でチェックアウトさせてくれるというのを聞いていたので、今まで一度も飛ばす機会がありませんでした。 教官になったからにはクラブの飛行機はすべて飛ばせないといけないので、そのためのチェックアウトフライトをする予定です。 チェックアウトをうけるには簡単な筆記試験を受ける必要もあります。 クイズ程度なので簡単ですが、それでもちょっとだけ勉強しなければいけません。 まずはそれを朝に済ませようと思っています。 明日からはいよいよ制服を着てクラブに出かけます。 初出勤という感じです。

 今日の写真はターン中の1枚です。 明日もこんな感じでぐるぐる回ります。 この写真ではバンク角は45度よりもちょっと浅いかなという感じに見えますね。

 ではまた明日。


(つづく)

2008-01-03

ビクトリア444日目:最高のスタート(その1)。



 皆様、明けましておめでとうございます。 今年もどうぞよろしくお願いいたします。

 僕は12月31日にバンクーバーに行ってきました。 この前の投稿でも書いた通り、バンクーバーのパイロット仲間のYさんのところにお邪魔して、一緒に年越しをさせていただきました。 31日はシドニーからフェリー乗り場までバスで向かったのですが、年末年始の運行スケジュールになっていたせいかバスの本数が少なかった上、路面が凍結していたこともあり、バスが来るまで気温0度の中を30分ほど待つことになりました。 久しぶりに乗ったフェリーは意外にもあまり混んではいなかったので快適な1時間半のクルーズを楽しみむことができました。 天気は時折青空が見えるような感じで、フェリーからはバンクーバーハーバーに向かう水上飛行機が見えたりしました。 バンクーバーのTsawwassen(最初のTはほとんど発音せず、「スワッセン」と発音するそうです)に着くと、Yさんと、ピットメドウズでPPLを取得したN君が迎えに来てくれていました。 久しぶりの再会を果たした後、Yさんの車で韓国食材スーパーやスウェーデンの家具屋・IKEAに立ち寄ってからYさんのアパートに向かいました。
 アパートのドアを開けた途端、なんとも懐かしい椎茸の匂いがしてきました。 今回も前回お邪魔したときと同様、Yさんの奥様が手料理を振る舞ってくださいました。 いなり寿司、唐揚げ、トンカツ、年越し蕎麦と、本当に美味しい食べ物を腹一杯ご馳走になりました。 3人もパイロットが集まると自然と会話のネタは飛行機のことに。 Yさんの飛行機DVDコレクションを見ながらおしゃべりをして楽しい時間を過ごしました。 飛行機のDVDには今まであまり興味がなかったのですが、侮る事なかれ、とてもいいモチベーションアップにつながりました! 「教官もいいけど、やっぱり飛ぶならエアラインかな?」なんて思ってみたりもしました(笑)。 昨年のものではありますが、モノマネ王座決定戦や紅白歌合戦、ゆく年くる年のビデオも観ました。 やっぱり日本風の年越しが自分にはあっていると実感しました。
 年が明け、元旦の朝はお雑煮をご馳走になって、それからバンクーバー空港に「初日の出」ならぬ「初テイクオフ」を見にいきました(笑)。 バンクーバー国際空港の飛行機ウォッチングスポットに行っていろんな種類の飛行機が離着陸するのを見ることができました。 今日の写真はそのうちの一枚です。 バンクーバー空港の管制塔と、後ろに雪化粧をした山々が見えます。 混雑している時間帯ではなかったことと、国際線が到着するターミナルとは反対側だったこともあって、想像していたよりは規模が小さく見えましたが、実際にはとても大きい空港です。 日本行きのJALのボーイング747が離陸していく姿を見ながら日本のことを思い出しました。 飛行機ウォッチングのあと、またスワッセンのフェリーターミナルまで送っていただいて、フェリーに乗ってビクトリアに戻ってきました。 とても楽しく2008年をスタートできたことがとてもうれしかったです。 Yさん、N君、どうもありがとうございました。 

 2008年は最高のスタートが切れたので、今年は昨年以上に頑張れそうです。 今年も実り多い年にできるように頑張ろうと思います。



 (その2につづく)

2007-12-03

ビクトリア413日目:リハーサル。



 今日は朝からクラブに行って、グランドスクールのリハーサルをやってきました。 その前にオフィス内でチーフやディスパッチャー、他の教官達と零戦(ゼロ戦)について話をしました。 僕は日本人のくせに零戦を始めとした日本軍が製造した航空機のことはほとんどなんにも知りません。 一方、チーフなどはさすが飛行機好きということもあって、日本軍の零戦や隼といった飛行機のことをよく知っています。 思うに、教官には2種類の人間がいます。 飛行機マニアで飛行機の種類などをよく知っている人。 もう一種類は飛行機の飛ばし方や航空力学的なことに興味がある人。 僕はどちらかと言えば後者で、飛行機の名前や性能などについては詳しくは知りません。 少しずつ、興味がある範囲で勉強していければと思っています。 マニアになるとどうしても知識や考え方が偏る傾向にありますから(笑)。
 リハーサルの結果、200枚のスライドを端折って説明するのに約2時間かかることがわかりました。 実際には端折ることもないでしょうし、生徒からの質問や追加説明が必要な箇所もあるでしょうから、きっと1回のセッションは2時間程度になると思います。 だいたい理想的な感じに仕上がったと思っています。 配布資料も用意できましたし、これであとは当日頑張るだけです。
 今日もみぞれが降るような天気でしたが、ようやく積雪警報は解除されました。 明日から数日間、日本からフライト訓練に興味をお持ちの方が来られます。 天気が不安ですが、なんとか1日くらいは飛べそうな予報になってきました。 せめてディスカバリーフライトくらいはして日本に帰っていただきたいと思っています。
 
 今日の写真はクラブハウスに飾り付けたイルミネーションです。 それにしてもこちらの人の熱の入れようといったら凄いですね。 クリスマスツリー、イルミネーション、プレゼント。 どれをとっても「本気」です(笑)。

 ではまた明日。


(つづく)

2007-12-02

ビクトリア412日目:Fight to Live。



 今日は朝から雪が降りました。 それも一時吹雪くような感じでした。 でも、積もるというほどまではいきませんでした。 それでも車の運転はかなり慎重にやりました。 1カ所だけ路面が凍結していてちょっとだけ怖いところがありましたが、他はほとんど問題なく走れました。
 今日の午後1時からクラブのメンバーラウンジで「Down but Not Out」というタイトルのセミナーが行われました。 ゲストスピーカーはビクトリアにあるJoint Rescue Coordination Centreというところの司令官と、実際の救助探索を行う救助隊の隊員の方でした。 はじめの1時間は飛行機が墜落してから救助隊が出動するまでのSearch and Rescue (SAR)の流れが説明されました。 その後、実際に飛行機の墜落現場の写真や探索オペレーション用のチャートの写真などを交えて探索のやり方などについての説明がありました。 先月、本土のレベルストーク空港から飛び立ち、バンクーバー島のクオリカンビーチまで向かっていたセスナ182がフライトの途中で行方不明になった事故がありました。 今日はその話を交えながら、実際のオペレーションについての話がありました。 普段聞ける内容ではないのでとても興味深かったです。 遭難救助に使われるバッファローやオーロラという飛行機についての話もありました。 
 SARの話の後は不時着の際のサバイバルテクニックについての話がありました。 面白かったのは不時着するときにやるべきポーズの話でした。 飛行訓練では、「不時着をする前にはMayday callをして、passenger briefingをして、engine shut-downをして、着陸」というふうに地面まで飛行機を安全に下ろす方法を学びます。 ですが、実際に接地してから飛行機が停まるまで、そしてそこからのサバイバル技術については一切教えてもらうことはありません。 今日の講習ではその「不時着の前と後」のことがとても細かく、専門的な知識も交えて話されました。 意外だったのは、接地直前には手を操縦桿やスロットルなどから離し、足はラダーペダルから離すべきというアドバイスでした。 左手を右肩の首の根元に、右手を左肩の首の根元に当て、腕の交差部分になるべく深く顔を埋めるのが良いそうです。 こうすることで目、心臓、肺などの大事な器官を守ることができ、クラッシュ後に生還する確率が格段にあがるそうです。 また、足は着陸の衝撃でラダーペダルと干渉して骨や筋肉組織がえらいことになることがあるそうです。 そのため、接地する寸前に足はペダルから離し、膝の真下あたりまでかかとを引き、両方のかかとをくっつけて膝の下で三角形を作るのが良いそうです。 これをやらないと体は大丈夫でも足がダメになってコクピットから抜け出せなくなってしまうそうです。 不時着後にやらなければいけない大切なことはたくさんありますが、「決してあきらめないこと」が一番大事なんだそうです。 「生きたい」と強く思うことで生還するためのエネルギーがわいてきて、心理的にも効果があるそうです。 「もうだめだ」と思うとやはりそこで終わってしまうそうです。 
 こんな話の他には救助隊が助けにくるまでにやるべきことなどの話や、フライトに行く時に持っていくべきものについての話がありました。 年中いつでもゴアテックスなどでできたジャケットを持っていくこと(いざというときにもっとも身近なシェルターになります)、ナイフなどの万能ツールをポケットに忍ばせておくこと(いろいろ便利です!)、火をおこすのに必要な防水・防風マッチ、および着火材のようなものなどをベストのポケットに忍ばせておくことなど、どれもとても興味深い内容でした。 僕もちょっと考えなければいけないなと思いました。 とりあえず万能ナイフでも携帯するようにしようかと思います。

 明日はクラブに行ってグランドスクールのプレゼンのリハーサルをし、配布資料を印刷しようと思っています。 

 今日の写真はセミナーが始まる前の様子です。 今日はセミナーの合間にくじ引きが行われ、クラブ提供のセスナのマグカップやバッグ、Vancouver Island Helicopter提供の帽子やペンなどの景品が配られました。 僕は運良く帽子が当たりました(笑)。 他にもクラブから軽食やスナック、ソフトドリンクが無料で振る舞われたりしました。 こういう楽しくて役立つ社交的な場が提供できるのがフライングクラブの強みだと思います。

 ではまた明日。


(つづく)
 

2007-11-20

ビクトリア400日目:久しぶりの動画。

 
 
 とりあえずは久しぶりの動画です。 今日のフライト中に撮影しました。 滑走路左脇に見える4つのライトはPAPI(パピー)と呼ばれています。 PAPIはPrecision Approach Path Indicatorの略で、計器飛行で着陸してくる飛行機に安全な進入角度を知らせるためのライトです。 正しい進入角でアプローチパスと呼ばれる目には見えない線の上を飛ぶと4つのうち2つのライトが赤、残りの2つが白に見えるようになっています。 正しいアプローチよりも低く飛ぶと赤く見えるライトの数が3つ、最後には4つすべてになり、パイロットに注意を促します。 逆に高度が高すぎると白く見えるライトの数が増えます。 最後にはすべて真っ白になってしまいます。 動画では少し見えにくいかも知れませんが、動画開始直後は一番右だけが赤で、あとの3つは白です(=「やや高い」)。 しばらくすると赤が2つ((=「ちょうど良い」)になり、3つ(=「やや低い」)になり、接地する直前にはすべてが赤(=「低すぎる」)になります。 日中でVFRで飛んでいる分にはPAPIはほとんど利用しません。 我々VFRの小型機と旅客機とではアプローチ角やスピードが全然違うので、PAPIに従って飛ぶことはありません。 ただ、夜のフライトの場合にはPAPIを見て高度が高すぎるのか低すぎるのかを確認することはあります。 この動画は遊びで撮ったのではなく、このPAPIの動きをグランドスクールで生徒に見せようと思って撮影しました。 あくまでも教材です(笑)。
 今日はご覧の通り小雨が降る天気でしたが、サーキットだけはできました。 所々に雲がありましたが、とりあえずは地上が見えるVFRコンディションでフライトできました。 ショートフィールドとソフトフィールドの離着陸の練習につきあってアドバイスをしました。 昨日よりも断然うまくなってきました。 たった1日でこれだけ差があると、まぐれじゃないの?と思ってしまうほどです(笑)。 1回だけ危険なコントロール(エレロンとラダーのクロスコントロール)をしたのでそれを注意したくらいで、あとは安全に、楽しく練習できました。
 フライトの後は家に戻って引き続きグランドスクールのプレゼンの準備をしました。 だいぶ出来上がってきたなぁ〜と思ったのですが、まだまだ先は長いです。 まだ10分の1くらいしか出来てません。 でも下地が出来てきたのであとは集中力の問題です。 あと数日でだいたいはまとめたいと思います。
 ウェブのほうも久しぶりに作業しました。 こちらもあと数日でアップロードできそうな感じです。 ぱっと見の華やかさはないと思いますが、知りたい情報が入手できるサイトになるように努力しています。 

 明日はバイトもフライトもないので、引き続きいろんな作業をしていきます。 チーフが休暇から戻ってきたので、もう少ししたら教官として知っておかなければならないことなんかをまとめてレクチャーしてもらう予定です。 

 ではまた明日。


(つづく)

2007-11-16

ビクトリア396日目:プロジェクター。



 今日はクラブに行き、クラブが所有しているビデオプロジェクターを使わせてもらいました。 僕のマックをプロジェクターにつなぐにはmini-DVというプラグをVGAに変換するアダプタが必要なので、マックをつなぐことはできませんでしたが、とりあえずどんな感じかを見せてもらいました。 なかなか使いやすそうですし、明かりもしっかりしていたのでグランドスクールはスライドを使うことに決定しました。
 この「スライド」。 どうしても英語だと「パワーポイント」という言葉が先に出てきてしまいます。 ご存知の通りマイクロソフト社のPowerPointというソフト名から由来する通称ですが、僕はパワーポイントではなくアップルのKeynoteというソフトを今回初めて使う予定です。 パワーポイントでは表現できないシンプルでセンスのよいスライドが作れるようです。 いろんな便利な機能もあるようなので、これを駆使してやってみようと思います。
 夕方には電気屋で変換アダプタを買ってきました。 純正なら40ドルもするところをサードパーティー製で19ドルで買えました。 ところが、店を出た瞬間に間違った種類のプラグを買ったことに気がつきました(汗)。 なのですぐに店に戻ってカスタマーサービスで返品・交換してもらいました。 おっちょこちょいにもほどがあるぞという感じで恥ずかしかったです。
 今夜はレクレーションセンターのプールに行こうと思いましたが、どうも頭が痛いので止めておきました。 風邪でないことを祈りながら今夜は早く寝ようと思います・・・。

 今日の写真はセスナ152の車輪です。 オレンジ色のものが車輪止め(チョック)です。 木製の手作りチョックです。 木製なので、雨が降ると水に浮いてしまって微妙に移動してしまいます。 できれば金属製のチョックがいいと思いますが、飛行機に積んで持ち歩くときのことを考えると重量や扱いの面ではやはりプラスチックや木製のほうがよいように思います。 今回のトピックとは関係ありませんが、よく見ると車輪の軸ってめちゃくちゃ細いですよね。 これで着陸の衝撃を吸収できているというのが未だに信じられません(笑)。

 ではまた明日。


(つづく)

2007-11-13

ビクトリア393日目:エアマンシップ。



 今朝、前線を伴った低気圧がバンクーバー島周辺を通過しました。 おかげで朝からものすごい風で、一時ガスト48kt(時速86キロ)まで出ました。 いつもはガスト20ktでもそこそこ強い風だと思う程度ですから、今日の風がいかにすごかったかが分かってもらえると思います。 
 今朝は久しぶりのバイトだったので朝7時前に家を出たのですが、いろんなものを目にしました。 まずは僕が住んでいる家の囲いのドアが壊れていました。 さらには空港そばの道の脇には近隣住宅から吹き飛ばされてきたと思われる屋外用トランポリン(直径5メートルほどの大きなやつ)が落っこちていました(笑)。 家を出る直前に停電するし、バイト中もなんどか停電するしで、なかなかエキサイティングな朝でした。
 空港に着いてまず目にしたのが今日の写真です。 右奥にあるのはクラブの飛行機です。 この1機以外はすべて格納庫に入っていました。 この飛行機もしっかりロープと車輪止めで固定されていたのでダメージは皆無でした。 問題は手前の飛行機。 メインランドから飛んできたゲストの自家用機ですが、朝の段階でこんな感じでした。 本来は右奥の飛行機と同じ方向を向いて駐機されているべきなのですが、風が強くて動いてしまってこんな変な方向を向いていました。 幸い風向きがよかったようでフェンスに機体がぶつかることはなく、心優しいラインクルー(僕です・・・笑)の親切心のおかげで車輪に車輪止めがいれられたのでこれ以上動くことはありませんでした。 風速30ノット以上の風のなかではこんな小型機は簡単に揺られますし、車輪止めですらすぐに動いてしまうほどです。 なんでこんなことになったのか。 それはすべてこの飛行機の持ち主の「エアマンシップ(airmanship)」に起因しています。 
 スポーツマンシップなどのように、パイロットにはエアマンシップという言葉があります。 パイロットとして飛行機を安全に飛ばすのは当然の義務であり責任であるわけですが、フライト終了後にはちゃんとコントロールをロックして、ロープで固定して、車輪にはチョック(車輪止め)を入れて飛行機を安全に駐機するのが正しいエアマンシップです。 ところがこの飛行機の持ち主はとてもpoorなエアマンシップの持ち主のようで、強風警報が出ているにも関わらずロープ固定も車輪止めもせずに空港を後にしたそうです。 しかも、風がおさまったころになってようやくクラブに電話をしてきて、「飛行機をタイダウン(ロープ固定)しておいてくれない?」って依頼してきたそうです(呆)。 信じられないですが、実際にこういうパイロットが巷にはいます。 ちなみにこの飛行機のダッシュボードには1998年に発行されたCFSが置いてあったので、それだけを見てもパイロットの資質がなんとなく分かるような気がします・・・(笑)。 CFSは約2ヶ月に1度発行される出版物で、空港の情報などが書かれています。 パイロットは常に最新のCFSを使うことが義務づけられています。 ちょっと前に失効したCFSならまだしも、約10年前のCFSをまだ使っているだなんて・・・。 ありえません。

 昨晩はなぜか2時間ほどしか眠れず、かなり睡眠不足の状態で働いたので家に帰ってきたら昼寝をしました。 それからIFR訓練のための書籍をちょっと読んでみました。 とても興味深いですがややこしいです。

 明日はどんなふうに時間を有効活用しようかな〜と頭を悩ませながら夜は更けていきます・・・笑。

 ではまた明日。


(つづく)

2007-11-12

ビクトリア392日目:フライト。



 今日は午後1時からフライトに行ってきました。 ジェフという男性がCPLの訓練を受けたいということだったのですが僕はまだ正式に教えることはできないので、彼のPIC(機長)時間を貯めるためのフライトに同乗してきました。 今日はいろんな前線を伴った嵐が近づいてきている影響でローカルウエスト方面の天気は悪く、タービュランスが報告されていたので、ビクトリア市の上空でフライトをしました。 ジェフはMulti-IFRの訓練を受けているということでフライトの腕前は普通のCPL学生よりは上だったと思いました。 スローフライト、ストール、スティープターンなどをやってから空港に戻り、タッチ&ゴーを数回やって降りました。 これで彼の技量はどのくらいかがだいたい分かったので、訓練を始めたらすぐにフライトテストに向けた準備のための訓練を開始できると思います。
 フライトの後はクラブで教官のマイクやディスパッチのアルバイトのサイモンとくっちゃべっていたらあっという間に夕方になってしまいました。 クラブ所有のC-172Rというセスナのチェックアウトライドを行うためのテストにとりかかりました。 この172Rは他の172とは少し違ってフュールインジェクションタイプのセスナ172です。 エンジンの始動方法などが若干違うということで、この飛行機を飛ばすにはチェックライドが必要になります。 自分で飛ばすとお金がかかるので、実は教官になるまでじっと待っていました(笑)。 近いうちにマイクにお願いしてチェックアウトする予定です。
  
 明日は久しぶりにラインのバイトに行ってきますが、嵐が近づいているのできっとなんにもすることはないと思います。 どうやって時間をつぶそうか今から頭が痛いところです・・・。

 今日の写真はリロエットで唯一立ち寄った場所です。 Miyazaki Houseという家で、日本人医師の宮崎さんという人がリロエットで暮らしていた家だそうです。 この宮崎さん、リロエットで初めて救急車のシステムを導入したり、病院を設立したとかでリロエットの英雄的扱いを受けたようです。 日本人がカナダで活躍していたというのはどの時代の話であっても勇気づけられます。

 ではまた明日。


(つづく)

2007-11-01

ビクトリア381日目:今日もフライト。



 今日も午前中はバイトでした。 今朝も寒かったですが、霜は下りていませんでした。 おかげで朝の作業はゆっくりとできました。 
 今日はチーフのお遣いで空港の中をちょこちょこ歩き回りました。 空港のクラブの敷地以外のエリアには他のフライトスクールがあったり、スカイダイビングのスクールがあったり、飛行機のメンテ工場などがあります。 その中でも僕が好きなのはビーバーやシングルオッターといったカナダらしい飛行機がおいてあるエリアです(ネーミングがそもそもカナダらしいですよね)。 ビーバーやオッターはよく水上飛行機に使われる機体ですが、車輪式の「普通」の飛行機もあります。 結構大きくて、なかなかハンサムな顔をした飛行機です(特にシングルオッターは)。 いずれはあんな飛行機にも乗ってみたいものです。
 今日は午後から、クラブメンバーでラインクルーでもある、飛行機マニアのトリステンのフライトテスト前の練習に付き合ってきました。 本当はアシスタントチーフのマーセルと飛ぶ予定だったらしいのですが、マーセルが急に忙しくなったということで、代打で飛んできました。 コマーシャルレベルの手順をすべて一通り見てきてくれと頼まれたので、計器飛行のパート以外はすべてやりました。 ちょこちょことしたところで改善の余地があるものを指摘して、1時間半ほどの飛行を終えて帰ってきました。 ここ数日ローカルエリアは霞のようなものが出ていて視界があまりよくありません。 

 今日の写真は先日行ったシュメイナスの壁画です。 シュメイナスは壁画が有名だそうで、町中にこんな感じの壁画が20点ほどあるそうです。 これはその中でも一番有名なやつのようです。 シュメイナスには原住民系の人が多いそうで、そういえばネイティブ系の方々が多くいたように思いました。

 明日からはなにをしようかな〜といろいろ模索しています。 

 ではまた明日。


(つづく)

2007-10-25

ビクトリア374日目:逆向き。



 昨晩はビールを飲み過ぎたので今朝はちょっとだけ頭痛がしました(笑)。 ビールといえば、こちらにはいろんな種類のビールがありますが、まだ僕が一番好きなキリン一番搾りを超えるビールには出会っていません。 余談ですが・・・。
 昨晩の間に多くのメールやコメントをいただきました。 今朝はそれらすべてと、試験前に受け取っていたメールに返信をしました。 すべてに返事をするのに2時間ほどかかりました。 いろんな方から祝福のお言葉を頂戴しました。 本当にありがたいことです。
 メールの処理が終わってから車のタイヤ交換に行ってきました。 KAL TIREというタイヤ専門店です。 店員さんの対応もよく、1時間ほどでタイヤ交換をしてもらいました。 一番安いタイヤですが、明らかにハンドリングがよくなったので満足していたのですが、帰り道のハイウェイで異変に気がつきました。 「なんか、右に曲がる傾向があるぞ・・・」 家に着いてタイヤを見たら、ローテーション方向の矢印が右側だけ逆になっているではありませんか。 今日の夕方にもう一度お店に行ったら、「このタイプのタイヤは今までは方向は関係ないタイプのトレッドパターンだったんだけどね〜」と言われました。 ということで、明日またお店に行ってタイヤの向きをあわせてもらうことになります。 んもう、もうちょっと慎重にやってよ〜というのが本音です。
 お昼からクラブに行って、クラブの電話を借りてCICカナダに電話をしました。 CICカナダというのはカナダの移民局です。 僕の学生ビザの延長申請がどうなっているのかを聞いたら、9月12日に受け付けられて、未だに審査中だということこでした・・・(呆)。 CICカナダのサイトを見ると、今は審査終了までに27日ほどかかっていると書かれているので、もうすぐ結果が出て郵送されてきてもいいはずです。 本当にスローで困ってしまいます。 仕事をするために必要なwork permitについても質問しました。 僕は可能であればアメリカ・シアトルのカナダ大使館でpost-graduation work permitの申請をしようかと考えています。 これができると早くて当日にwork permitが発行されるそうです。 これが可能なのかを電話で聞いたら「できる」と言われました。 でも、できないということも聞いたことがあります。 なので、教えてもらったシアトルのカナダ大使館にメールを送っておきました。 1、2日して返事がなければ電話をするつもりです。 どうせ学生ビザが手元にこないことにはワークビザの申請はできないので、気長にやろうかと思います。 郵送であれば今のうちに申請をしてもかまわないと言われましたが、CICのコールセンターは電話をするたびに違う答えを出すことでちょっと有名なので、また明日にでも電話してみようかと思います。 なんでこんなことをしなきゃいけないんだろうとちょっと腹立たしくも思いますが・・・。

 明日はラインのバイトで朝7時から働きます。 その後は特に予定はないのですが、これからの予定をたてたりしようかと思います。 少しだけ遊んで、あとは無線の勉強のマテリアル作成やグランドスクールのレッスンプランを作成し始めようかと思っています。 本土への旅行のプランもねらなければいけません。 本土ではどこにいこうかな〜と地球の歩き方でも見てみようかと思います。 結局、本土の空港巡りとかになってしまいそうな気がします(笑)。

 今日の写真はセスナ152のエアフィルターです。 このフィルターで不純物が取り除かれ、空気のみがキャブレターに流れていきます。 昨日のフライトテストで飛行開始前の口頭質問でこのフィルターについて質問されました。 このフィルターの裏側にはなにがあるか?とか、キャブレターはどこについているかという質問でした。 僕はバイト中にハンガー内でメカニック達がいじっている飛行機のエンジン部分を頻繁に覗き込んでいたおかげで問題なく、自信をもって答えることができました。 こうしたちょっとした経験が知識につながるんだと思います。

 ではまた明日。


(つづく)

2007-10-03

ビクトリア352日目:乱気流。



 今日は午前10時からフライトでした。 今日は久しぶりにセスナ172を使い、GPSとADFのナビゲーションについての訓練を受けました。 今朝はそこそこ風が強く、訓練空域は地形の変化によるタービュランスがそこかしこで起きていました。 タービュランス(乱気流)というと旅客機が乱気流に巻き込まれて怪我人が出た等のニュースを耳にすることがあるでしょうから怖いイメージがあるかもしれませんが、実は結構楽しいです(笑)。 ただ、進路や高度を一定に保つのにちょっと苦労するくらいで、フライトの安全性にはさほど問題がありません(軽度の乱気流の場合の話であって、当然、極度のタービュランスの場合は別です)。 今日はそんなコンディションの中でGPSを使ったフライトをやりました。 クラブのセスナ172の半数ほどにGPSが搭載されています。 GPSとはいっても、車のカーナビのようなものではなく、型が古く、文字が中心のGPSユニットです。 今日飛ばしたZXPにはGarmin 250XLというGPSが搭載されています。 使い方は基本的な利用であればさほど難しくないのですが、ボタンの意味や、トグルスイッチの使い方などの基本をある程度知っていないとなかなか実用的な運用はできません。 今日は出発前に簡単な説明を受け、あとはチーフに促されるままGPSからデータを引き出したりしました。 今日はディレクト・トゥーという機能(現在地から目的地までまっすぐ飛ぶナビゲーション)とルート作成(ビクトリアからナナイモまで、のような感じのルート)、ウェイポイントの作成(飛んでいる地点の緯度・経度をGPSに記憶させる方法)などを学びました。 正直、明日もう一回やれと言われて一人で出来る自信はありませんが、だいたいのイメージを掴むことが出来たので、今後時間があるときにもっと詳しい使い方をマスターしたいと思っています。 チーフには、「君が教官になったらGPSを学生に奨励してくれ」と言われました。 これからは絶対にGPSの知識が必要になってくるはずです。 今日は乱気流に振り回されながらだったので、押したいボタンに指をのばすのにかなり苦労しました(苦笑)。
 今日のフライト中、数回かなり激しいタービュランスに巻き込まれました。 僕もチーフも「ウウォアァァ〜」と思わず声を上げてしまいました。 でもなぜか2人とも笑っていました(笑)。 傍目から見たら明らかにおかしいです。 一度ストンと落ちるような感じになって、その瞬間ニーボードのチャート(航空図)が宙に舞いました。  
 今日は午後から最近教官証明の訓練を始めたジェフがRange and Endurance という項目のグランドブリーフィングを受けるということで、時間があれば一緒に参加しないかとチーフに誘われ、誘われるがままブリーフィングに参加してきました。 このブリーフィングを聞くのは恐らく3回目くらいだと思います。 それでも毎回新しい発見があります。 この項目はフライトテストで実際に教えるように指示される可能性が高い、結構重要なエクササイズの1つです。 
 
 明日も朝8時からフライトがあります。 明日からはいよいよ総まとめに入ります。 ランダムにエクササイズを指示されて、それを教えるということをやっていくようです。 どうなることやら・・・。

 今日の写真は昨日の写真と同じ飛行機ですが、この飛行機、前輪がありません。 果たしてどうやって駐機スペースまでタクシーしてきたのかな?と10分ほどいろいろと考えてみました。 エンジンがかかっているときはノーズを上げることができるのか、それともずるずると引きずりながらタクシーする機種なのか・・・。 いろいろ考えてから実機に近づいて機首の下を覗いたらちゃんと車輪がありました(笑)。 恐らく軽い機体なので、駐機するときは写真のように停めておくことで風などにあおられないで済むんではないかと勝手に想像しています。

 ではまた明日。


(つづく)

2007-10-01

ビクトリア350日目:怠け癖。



 今日は朝からバイトでした。 昨日の夕方から強風警報が発令されていて、今朝も結構な突風が吹いていました。 朝仕事に行った時でガストが25ktほど出ていました。 おかげで誰もフライトには出かけなかったので、かなり暇な一日になりました。 ハンガーの掃除やクラブで貸し出しているヘッドセットのクリーニングなんかをして午前中を過ごしました。 日曜ということで若手の教官しか出勤してきていなかったので、しょうもないおしゃべりなんかもしたりして、それなりに楽しい午前中でした。
 昼ご飯はいつもは自炊するのですが、ここしばらくは勉強が忙しかったり、バイトで忙しかったりして、かなり手抜きになっています。 料理をする時間はなくても腹はちゃんと減りますから、結局外食かテイクアウトばかりです。 今日もサンドイッチを買ってきました。 これではいけない〜!と分かりながらもついつい怠けてしまいます。 今夜の晩ご飯は久しぶりに料理をしました。 手羽先を甘辛く焼いてみました。 予想以上においしくできました。 
 
 いよいよ明日からまた訓練再開です。 明日は恐らくナビゲーションのエクササイズでVORの使い方の教え方を学ぶと思います。 あと数時間すると一通りの訓練が終わり、それからはチーフがランダムに僕の教え方をサンプルするそうです。 いよいよ本格的にすべての総合的まとめをしなければいけなくなってきました。 少しずつ進めてはいますが、もうちょっとしっかり時間をかけてやりたいところです。 あとはフライトのスキルも向上させなければいけません・・・。 今の状態ではCPLレベルのフライトテストすら合格できないのでは?と思ってしまいます。 んまあ、右席からだからという言い訳はできますけど・・・(笑)。

 今日の写真は、かなり久しぶりに空に舞い戻ったクラブ所有のシタブリアです。 かなり長い間ハンガーに置きっぱなしにされていましたが、数日前にようやく修理後初のフライトに出かけていました。 操縦したチーフの話では、「ちょっとだけ調整がずれていて、まっすぐ飛ばない」ということでした。 そんなことが分かるというのがすごいです。 このシタブリアが離陸したときはメカニックの兄ちゃんはかなり興奮していました。 彼がした修理に関しては自信があったそうですが、そもそも1968年製の飛行機なので、飛行機そのものがフライトに耐えれるのか少し心配していたそうです。 この飛行機は買手が見つかり次第引き渡されるそうです。

 ではまた明日。


(つづく)

2007-09-27

ビクトリア346日目:曇りのち晴れ。



 今日は朝から雲や霧雨でシーリングがめちゃくちゃ低い一日になりました。 今日も引き続きレッスンプランやらに取り組んでいたので天気はそんなに影響しなかったのですが、それでも外が薄暗いと陰気な気持ちになります。 そんな天気もお昼過ぎから少しずつ回復してきて、夕方頃にはすっかり青空になりました。 ちょうどその頃R君から電話があって、サーキットに飛びに行くのでということで誘ってもらってサーキットを一緒に飛んできました。 Short-fieldやSoft-fieldの離着陸の練習に付き合いました。 今日はサーキットがめちゃくちゃ混んでいて、離陸までにかなりの時間待たされました。 サーキット内でも一時「No. 4(着陸の順番が4番目)」と言われました。 でも風は穏やかだったし、悪いコンディションではなかったです。 最後のほうにPower-off 180 accuracy(サーキット内でエンジンをアイドルにして着陸するマニューバー)とsoft-field landingを合体させたような着陸のデモをやらせてもらいましたが、ちょっと恥ずかしい出来でした(笑)。 教官として完璧なフライトができるようになるまでにはもうちょっと練習が必要なようです。 そういえば、僕の前にインストラクターになったマイクが、「訓練の時は完璧なランディングが出来ていたのに、最近出来ないんだよ〜」と困っていたのを思い出しました。 スランプのようなものがいずれ訪れるのかも知れません。 なんか、今のうちからそんなことを考えると凹んでしまいます(苦笑)。

 今日の写真は翼に取り付けられているストールホーンです。 飛行機が失速に近づき、翼に風が当たる角度(Angle of Attackといいます)が一定の角度を越えるとこの笛が鳴って、コクピット内に警告音が鳴り響きます。 とても原始的な仕組みです。 ちなみにこのホーンの吸気口の周りの茶色いつぶつぶは虫の死骸です。

 明日は午前中は勉強、午後からはバイトに行ってきます。

 ではまた明日。


(つづく)

2007-09-25

ビクトリア344日目:ブーツ探し(2日目)。



 今日は少し早起きをして、午前中に夜間飛行(Night Flying)に関するレッスンプランを仕上げました。 説明しなければいけないことをあれもこれもと足していくとどんどん情報量が大きくなってしまいます。 必要なことだけを的確に教えて、あとは学生に自分で勉強をするように促したり、普段のフライトの中でなるべくたくさんの情報を提供したりするようにする必要があるように思います。 チーフインストラクターはそういうのがとても上手で、ちょっとしたことでいろんな付随情報を教えてくれます。 情報の引き出しが多いというのが理由だとも思いますが、それにしても機会を見つけて情報を学生に提供するのがとても上手です。
 午後からは以前にサーキットを教えたときのフライト中の会話を聞き直し、指導方法の見直しと指導項目を書いたメモの推敲を行ないました。 そのときのフライトは1時間のフライトでしたが、基本的な離着陸方法、short-field take-offとlanding、soft-field take-offとlanding、離陸時のエンジン停止の対処法、サーキット内でのエンジン停止の対処法などをすべて一気にやっていました。 なんとも内容の濃いサーキットでした。 実際には10時間近く(個人差があるので、人によってはそれ以上もあり得ます)もサーキットに時間を費やすようなので、本番ではそんなに一気にやる必要はないようです。
 勉強が一段落してから、今夜のPPLグランドスクールまで時間があるので、ビクトリアにブーツを探しにいってきました。 今日はビクトリアのダウンタウンにあるブーツ職人の店に行きました。 なかなか良い品揃えでしたが、僕が欲しいのはありませんでした。 仕方ないので他の店にも行ってみましたが、そこは5時で閉店していました(着いたのは5時ちょっとすぎでした・・・涙)。 仕方ないのでまた時間を見つけていってみようと思います。 

 明日はお昼くらいからR君の筆記試験の勉強のお手伝いをし、夕方にはインド人の学生とフライトに行ってきます。 明日飛ぶインド人の子は英語の訛りがとても強いのでコミュニケーションに時々苦労します(汗)。

 今日の写真は最近何かとお騒がせのボンバルディア社のDash-8 Q400です。 僕が一番好きなターボプロップ機です。 この飛行機は着陸後にプロペラピッチを変えてブレーキ(ジェット機の逆噴射のようなもの)をかけるのですが、最近の一連の事故があってからはそのブレーキの度合いがだいぶ弱くなっているように見受けられます。 パイロットも会社から慎重にフライトするようにとの指導を受けている模様です。 離陸していくQ400を見ていると、ときどき左右のランディングギアの格納のタイミングがずれているのを見かけるときがあります。 あれって大丈夫なのかな?とちょっと心配してしまうことがあります。

 ではまた明日。


(つづく)

2007-09-23

ビクトリア342日目:車の調子。



 今朝は10時から、今CPL訓練をしているR君のフライトに同乗してきました。 今日はとても良いお天気で気持ちの良いフライトになりました。 ローカルエリアで一通りの訓練項目をやってもらいました。 彼と飛ぶのはかなり久しぶりなのですが、前回飛んだときよりも手順や操作のキレがよくなっていたように感じました。 僕がCPLをやっていたときよりもよっぽど上手だったように思います(笑)。 
 教官証明の訓練を始めてから、いろんなマニューバーの基本やセオリーを学びました。 僕がPPLをやっていたときにもきっと当時の教官から基礎や理屈は教えられていたと思いますが、当時の僕は英語力が今よりも弱かったからか、はたまた注意力が無かったためか、理屈をあまり理解せずに「感覚」で飛び方を覚えてしまいました。 そのため、マニューバーの途中でミスをおかしても、それがどうしてミスに繋がったのかをあまり理解しないままなんとなく免許を取ってしまいました。 もっと最初から理屈を理解していれば今よりももっと腕が良いパイロットになれていたかもしれません(なれていなかったかも知れません・・・笑)。 なにはともあれ、僕がこういう失敗をしたので、これから免許を取る人や今免許を取る訓練を受けている人にはなるべく僕と同じミスをしないように的確なアドバイスをできればと思っています。 ちょっと前までの僕なら人にアドバイスできるような知識を持ち合わせていなかったので上手に説明できなかったと思いますが、今では訓練と勉強のおかげでなんとか少しずつ理屈を説明できるようになりつつあると感じています。 そういうのがとても面白く感じます。
 フライトから帰って来て、ダイニングで昼ご飯を食べていたら大家のブライアンが仕事から帰ってきました。 それからしばらく車の話になり、僕の車のアイドリングが最近少し不安定なことを相談したら、いろいろ解決策を教えてくれました。 それから一緒にハイウェイに少し走りに行きました。 そういうときに限って車は調子良くアイドリングしてくれます(笑)。 それでも少しぶれましたが、別にエンストするわけでもないし、走っているときは新車のように加速してくれるので「な〜んにも問題ないぞ!」とブライアンにお墨付きをもらいました。 最近になってオートマではなくてミッション車に乗り換えることを計画しています。 VWラビットへのあこがれが捨てきれないので、なんとか状態のよいラビットのミッション車を探してメンテしながら車のことを勉強していきたいな〜なんて思っています。 車を趣味にするつもりはないですが、車の構造などをもうちょっと詳しく知りたいと思っています。
 夕方からサイクリングに行きました。 だいぶ涼しいので今日は長袖ジャージにベストまで着ていきました。 もう少ししたらまたニーウォーマーとかタイツを履かなければいけない時期になるかと思うと気が重いです。 

 明日は朝からバイトです。 バイトの後は引き続きレッスンプランに取り組みます。 今日はVORとADFのレッスンプランで手こずってしまいました。 明日には終わらせて次の項目に進みたいところです。

 今日の写真は先日クラブのゲストパーキングに停まっていた飛行機です。 大きなラジアルエンジンが搭載された飛行機でした。 機種名はわかりませんが、ぴかぴかのラジアルエンジンが印象的でした。 綺麗にメンテされた飛行機に乗る人は結構神経質そうなパイロットが多いようです(笑)。

 ではまた明日。


(つづく)