2011-06-02

水上飛行機。



 本当に久しぶりの投稿です。 投稿をサボっていた間にもいろいろコメントいただきましてありがとうございます。

 先月の頭に日本大使館でパスポートを更新するため、バンクーバーの在バンクーバー日本領事館に行って来ました。 アイランド(ビクトリアなどの島)在住者には予約をすればパスポートを即日発行してくれるという便利なサービスがあります。 それを利用して朝早くバンクーバーに行きました。

 ビクトリアからバンクーバーに行くには大きく二通りの方法があります。 ひとつはビクトリア北端のSwartz Bayからフェリーに乗って本土に渡り、そこから市バスと電車(スカイトレイン)を乗り継いでバンクーバーダウンタウンに行く方法です。 この方法で行くと領事館に着くまでに3,4時間はかかります。 もう一つはビクトリアのインナーハーバーからフロート機(水上飛行機)を使ってひとっ飛びする方法です。 これだと家から領事館まで1時間強でついてしまうのであっという間です。 方法1の場合はコストは片道20ドルほどでもっとも安価。 多くの人、特に車で移動している人はこの方法を選びます(車の場合はもっと高いですが)。 方法2だとなんと大人一人片道140ドルほどです(汗)。 「時は金なり」と信じる方には水上飛行機をお勧めします。

 インストラクターをやっているといろんなところに知り合いがいたりします。 特に航空業界の知り合いが少しずつ増えてきます。 偶然にも水上飛行機エアラインのWest Coast Airのドックで働いているスーパーバイザーがビクトリアフライングクラブの卒業生で、Facebookでバンクーバーに行く旨を書いたら「buddy passをあげるよ」という連絡が来ました。 West Coast Airの従業員にはbuddy passという割引乗機チケットが年間ある一定の枚数与えられるそうで、それが福利厚生の一部のようです。 このチケットを使うと友達や家族がタダに限りなく近い料金のみでフロート機に乗れてしまいます。 僕はありがたいことにこのチケットを使わせてもらうことができまして、おかげで快適な旅を格安ですることができました。 いや〜、ありがたかった!

 そしてこれが僕にとっての初めての水上飛行機でした。 いや〜、さすがタービン機(乗ったのはタービンのOtterです)。 パワーがレシプロとは桁外れです。 あのスムーズにスプールするエンジン音はたまりません。 水上飛行機での出来事はまた後日書きますが、なにはともあれ無事にパスポートを更新し、その日の午後にはあっという間にビクトリアにもどってこれました。

 West Coast Airは昨年(?)にHarbour Air というもう一つの水上飛行機エアラインと合併し、今では名前は2つ存在しますが、どちらも同じ会社のようです。 そして、写真のバスにも記載があるとおり、世界でもっとも大規模な水上飛行機エアラインなんだそうです。 お金に余裕がある方にはビクトリアに来る際にはバンクーバーから水上飛行機をお勧めします。 初めての方にとっては島々の景色は見ごたえがあると思います。


(つづく)

2011-02-27

今年の抱負のひとつを達成。

 

 昨日、定期運送用操縦士資格取得に必要な2つの筆記試験、SAMRAとSARONに合格しました。 どちらもなかなか手ごわいテストでした。 特にSAMRAのMはMeteorologyの略のようで、結構高度な気象の知識が要求されました。 お恥ずかしい話しですが、僕は天気には弱いです。 METARやTAF、GFAといった日頃見ている気象情報の解読には困ることはありませんが、気象現象の「なぜ」を聞かれると自信を持って答えられないことがあります(苦笑)。 SAMRAではジェット気流のことや高高度飛行に必要な天気図の解読などがありました。 テスト中はやばいな〜、こりゃ落ちるかもと思いましたが、意外にいい結果が出てました。 

 本当はSAMRAとSARONは別々の日に一つずつ受けるつもりでいたんですが、仕事のスケジュールが忙しいので平日は休みが取れないことが多いので、昨日(金曜日)にまとめて両方受験しました。 結果オーライでよかったです。

 これでTransport Canadaで受ける試験はだいたい終わったことになると思います。 今までにPrivate Pilot, Commercial Pilot, Instructor Rating, Instrument Rating, そして今回のATPL (SAMRA + SARON)と試験を受けてきました。 試験は勉強が大変ですが、結果がすぐに分かるので結構楽しんでやってこれました。 もう試験を受けなくて良いと思うとちょっと寂しい気もします(笑)。

 試験は終わったので、あとIFR(IMC)で15,6時間ほどフライトすればATPLです。 今年中になんとか終わらせたいです。

 今日の写真はクラブのFleetに追加されたC-172SPです。 チーフフライトインストラクターがアメリカのジョージア(?)からフェリーしてきた飛行機です。 まだ飛ばしていませんが、かなりよく飛ぶ機体らしいです。



(つづく)

2011-02-15

twitter。

 ブログの更新が滞る傾向にあるので、なにかと話題のtwitterに参加してみました。 今後はそちらでつぶやいてみます。

twitterのページはこちら。

2011-02-06

お久しぶりです。



 気がつけば、怠けてしまってあっという間に最後の投稿から1ヶ月が経ちました(笑)。 元気にしていますのでご心配なく!

 ここ最近の近況報告を・・・。 先月からIFRを教え始めました。 生徒さんはヘリコプターパイロット。 ヘリの訓練は固定翼に比べて格段に費用がかかります。 ロビンソンR22のレンタル費用はセスナ172の4倍ほどかかるそうです。 ということで、ヘリの計器飛行証明(IFR)を取得する多くの人は固定翼で訓練のほとんどを行い、最後の10時間をヘリの実機で訓練するというパターンが多いようです。 

 自分が訓練したときは双発機で、IFR用の計器類(HSI, RMI等)が装備されていたので訓練は楽だったように思います。 今担当している生徒さんはセスナ172で訓練をすることになるので、シミュレーターもセスナ172の、とてもベーシックな計器類(VOR, ADF等)で行っています。 これがなかなか大変なようで、特にVORを使ってのホールドで苦労されているように思います。

 いざIFRを教え始めてみると、自分がIFRで飛ぶのとはまた違った角度からアプローチしないといけないということを実感します。 教え方は知っていますし、IFRのことも理解しています。 でも、これらをくっつけると、あらま〜、なかなか大変です(笑)。

 VFRを教え始めたころもこんな感じだったと思います。 教えるのって本当に難しい。 特に僕の頭の中で理解した方法が他の生徒さんの頭の中でも同じように理解されるとは限らないからです。 特に、自分独自の方法であみ出した覚え方などは他人には通用しない場合もあって、いろいろ考えさせられます。

 とはいえ、IFRを教えるのは新鮮で、自分自身のIFR技術の保持にも役立っているので、とても楽しく教えています。 生徒さんも教えやすい人で、ありがたい話しです。

 
 ATPL(定期運送用操縦士)の筆記試験の勉強も少しずつではありますが進めています。 目標の今月末までに受験することができるようにやっているつもりです。 今まで考えたこともなかったことを考えさせられたり、プロのオペレーションと同じような計算をしたりするのはとても刺激的です。 この勉強を進めていくうちに、いずれはDash-8を飛ばしたいと思うようになりました(笑)。 めざせ、Air Canada Jazz!っていうところでしょうか。

 今日の写真はビクトリア国際空港の展望室で見つけた写真の写真です。 フライングクラブで訓練をうけた方ならこの写真が今のどこなのか、なんとなく分かってもらえるんではないかと思います。


(つづく)

2011-01-09

バンクーバーへのナイトフライト。



 先日、ナイトクロスカントリーフライトに行って来ました。 行き先はいつものコースで、ビクトリア→アボツフォード→ピットメドウズ→バンクーバーハーバー→ナナイモ→ビクトリアというコースです。 出発したころには既に周りはかなり暗くなっていました。 今日の写真はビクトリア離陸後の写真です。 暗くて見にくいと思いますが、ビクトリアがあるサーニッチ半島を北から南に見た感じの写真です。 一番下の明るいところがビクトリアからバンクーバーに行くためのフェリー乗り場のSwatz Bayです。 

 この日は幸い天気が良く、また、生徒さんもしっかりとした生徒さんだったので、リラックスして楽しいフライトになりました。 フライトのナビゲーションのためにGPSを利用してのフライトだったのですが、途中で何度かサテライトシグナルがドロップしました(汗)。 ご存知の方も多いと思いますが、GPSは衛星からの信号を利用して自分の居場所を特定するというものです。 なんらかの理由でこの信号をうまく受信できなくなると、当然ながら自分の場所はわからなくなります。 こうなることも想定して、例えGPSがあってもそれに100%頼るということはVFRでは行わず、あくまでもsituational awarenessの目的で GPSを利用するのが理想的な(正しい)GPSの利用法です。

 ここ数日、ATPLに向けた筆記の勉強を少しずつやっています。 いや〜、内容が濃い!!(笑)。 いよいよエアラインやコミューターといった事業用オペレーションのことがメインになってくるので、内容は濃いですが、勉強していて楽しいです。 法規のセクションは一応終わったので、今は気象のことをやっています。 今まで自分がいかに気象のことを理解していなかったのかが浮き彫りになっています(苦笑)。 勉強はまだまだ続きます。

 
(つづく)

2011-01-03

もう一つお知らせ。

 個人的なお知らせになりますが、今年からビクトリアフライングクラブのトレーニングパートナーであるProIFRのビクトリア校でMulti-IFR(多発計器飛行証明)を教えることになりました。 

 これまでどおりVictoria Flying ClubでVFR(有視界飛行)の訓練も担当を続けますが、これからはPrivate Pilot LicenseとCommecial Pilot Licenseのための訓練に加え、計器飛行の訓練も担当できるようになります。 多発限定解除を教えるためには50h PIC時間が必要になるので当分先になりそうですが、とりあえずは生徒さんがいれば計器飛行を教えることが可能となりました。 これで、プロを目指す生徒さんをトータルでサポートすることが可能になりますので、とても嬉しく思っています。 

 日本で、またはここカナダでプロを目指す方々のお手伝いができればいいなと思っています。

 以上、お知らせでした!

明けましておめでとうございます。

 このブログを見てくださっている皆様、明けましておめでとうございます。 たいしたことを書かないブログですが、今年もどうぞお付き合い下さい。

 こちらの年越しは特に盛大なことはしませんでしたが、年越しそばは作りました。 今年は初めてだし汁・返しから作ってみました。 蕎麦は100%そば粉のものを使用しました。 具はシンプルでしたが、なぜか子供の頃に毎年大晦日に食べた地元の蕎麦屋の蕎麦の味がしてちょっと懐かしかったです。 

 さて、いよいよ2011年です。 今年も毎年恒例の目標の発表といかせていただきます(誰も期待してないとは思いますが・・・)。

  1. ATPL(定期運送用操縦士)資格を年内に取得します!
  2. 週に2日、運動をします!
  3. 毎週、洗車をします(笑)!
  4. 早起きします!
 以上が今年の目標です。

 1のATPLライセンスですが、これを取得するのには筆記試験が2つあります(SAMRA<サムラ>とSARON<サロン>)。 どちらもエアラインパイロットなどの職に就くために必要な高度な知識が求められる試験のようです。 これらの試験を2月末までには終わらせるべく、勉強を続けていく所存です。 また、これらを取得するには一定の飛行経歴が必要になります。 それらを獲得できるよう、教官職のほうにも精を出していこうと思います。

 2は去年できなかったこと。 今年はできるかな?(苦笑)

 3は、昨年入手した車のケアをしっかりしていこうと思っています。 今までは洗車なんかろくにしたことがなかったのに、今では毎週洗車しています。 しかも、できるなら毎日でもやりたいくらい、車に愛着が湧いちゃっています。 車はお金がかかるので無茶なことはするつもりはありませんが、大事に大事にしていきたいと思っています。

 4はここ最近、ほぼ毎日やっていることですが、早起きをして、時間を有効に使いたいと思っています。 昨年は夜遅くまで起きてだらだらすることが多かったように思います。 無駄な時間を省き、勉強などに時間を充てようと思います。

 今年もどうぞよろしく!



(つづく)