2007-08-01

ビクトリア289日目:新任教官とのフライト。



 今日も朝からよい天気でした。 今日は朝からバイトでした。 こちらは朝は涼しいですが、日中は結構暑くなるので、服装に気を使います。 ラインクルーのバイトのときはクラブのTシャツを着ることになっているので、寒いときはその下に長袖Tシャツを着ますが、飛行機をひっぱったりしているとすぐに汗をかきます。 かといって半袖からスタートすると寒すぎるし。 なかなか難しい気候です。
 今日は新しいラインクルーのジェフと働きました。 彼は腕にタトゥーが入ったハードコアなやつです。 今日は一緒に燃料を入れたり、飛行機を牽引したり、ラウンジの掃除をしたりしました。 ついこの前までは僕が教えてもらう立場だったのに、あっという間に新しいバイトに働き方を教える立場になってしまいました。
 バイト中、「フライトに行ってこい」とのお声がかかりました。 今日は新しくクラブに採用された教官がビクトリア周辺の地理や無線の手順に慣れたいということで、そのサポートをするために飛んできました。 あいにく他の教官達は全員で払っていたので僕に声がかかりました。 ローカルエリアに飛んでいき、無線の手順を説明し、主な地理的特徴を教えてあげました。 年齢は分かりませんが、なかなか感じの良い教官です。 恐らく僕と同い年か、年下だと思います。 将来は第三世界で貧しい人達の為に飛ぶパイロットになりたいという夢を持っている教官です。
 バイトが終わってからは軽く昼寝をしました。 今日のバイトの終わりくらいにまたトラクターが使えない状況になってしまったので、飛行機を手で引っ張りました。 手で引っ張るとにきます。 引っ張り方にも寄りますが、足の太ももの裏側やふくらはぎを結構使います。 4、5台引っ張ると結構疲れます。 その疲れがあったためか、昼寝からの目覚めは最悪でした。 でもなんとか気分を入れ直して勉強をしました。 そして、その後でサイクリングに行き、大家夫婦に今夜も食事にお呼ばれし、その後はブライアンの車の修理の手伝いをしました。 あんまり勉強の時間はなかったですが、よい気分転換になりました。 明日は今日の分もまとめて勉強したいと思います。 明日は一緒にIR訓練を受けているマイクが筆記試験を受けます。 信じられないスピードで筆記試験まで来てしまいました。 無事に合格してくれることを願っています!

 今日の写真はクラブのハンガーに停めてあったホームビルトのランディングギアです。 ランディングギアにはいろんな種類があります。 セスナ172や152の場合は単なる鉄のパイプをギアの形に曲げたものだそうです。 もうちょっと高度な飛行機になるとサスペンションのような物が採用されます。 このホームビルトの場合はサスペンションの代わりにバンジーコードというゴムバンドを使っているようです。 こんなんで切れたりしないのかちょっと不安です。

 ではまた明日。


(つづく)

2 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

お疲れ様です。
本当にゴムのバンドでショックを吸収している様ですね。おそらう飛行前点検で目視による確認だけでしょうからいつかは切れるでしょうね。
C152や172のランディンスギアはパイプのような中が空洞の物ではなく鋼鉄製の板バネのような若干フレキシブルな素材で出来ていると思います。メカニックに確認した訳ではないので間違っていたらゴメンなさい。
ところで新任教官さんと飛んだ時間は同乗教育時間としてログしましたか?

Youhavecontrol@gmail.com さんのコメント...

Aviatorさん

コメントありがとうございます。 おっしゃるとおり、セスナ172/152のランディングギアは中は空洞ではないと思います。 ただ、それが板バネなのか、棒なのかは僕も実物を見た事がないので分かりません。 グランドスクールでは「鉄棒を曲げたもの」という表現で教えられたような気がしますが、分かりやすいように大げさに説明されていたのかも知れません。 POHには確かチューブラースプリングスチールと書かれていたと思います。
それにしても、飛行機のランディングギアって強度がなさそうに見えますがしっかりしているんですね。 この前セミノールのノーズギアを見たら、両持ちではなくて片持ちだったのでちょっとびっくりしました。 
教官とのフライトはまったくログしていません。 「教育」ではなかったので、多分ログできないんではないでしょうか?