2007-08-12

ビクトリア300日目:今後の予定。



 今日も朝から曇り空でした。 そのせいもあってか、気温はお昼の時点で16度くらいでした。 久しぶりに長袖と長ズボンでないと少し肌寒い気候でした。 ここ最近気温があまり上がらない日が続いています。 このまま秋になっちゃうんじゃないかな〜と思い始めました。
 午前中はCPLの筆記試験のときに作成したフラッシュカード(単語カード)を使ってCPLの知識を復習しました。 CPLの筆記試験は、(1) Air Law(航空法)、(2) Meteorology(天気)、(3) Navigation、(4)Aeronautics-General (一般知識)という4セクションに分かれています。 それぞれのセクションで60%以上の正答率と、総合で60%以上の正答率が合格の基準になっています。 IRの筆記試験には天気やナビゲーションというセクションはありません。 あるのは、(1) Training Procedures(訓練の手順)、(2)Administration and Licensing Procedures(事務手続きと免許発行手続き)、(3) Aeronautical Knowledge(一般知識)の3セクションです。 つまり、天気やナビゲーションについては特別なセクションが割かれておらず、その結果それらに特化した質問は出ないようです。 実際、マイクの話では天気などについての質問はなかったそうです。 天気はパイロットには欠かせない知識です。 そのため、CPLレベルとなると結構細かい知識が要求されます。 それがIRの試験にはないのはラッキーです(笑)。
 午後からはバイトでした。 クラブに行くと、マイクが教官の制服を着て、ネームタグを付けていました。 そうです、彼は無事にIRのフライトテストに合格したのです! あんなにハードスケジュールだったのにちゃんとこなしてしまう彼は尊敬できます。 フライトテストについていろいろ聞きましたが、結構シンプルで簡単だったそうです。 「君も絶対問題ない!」と激励を受けました。 それにしても、マイクはあっという間に教官になってしまったように思います。 僕はというと、グラムのスケジュールの関係で少し訓練期間がずれ込みそうです。 本当は今月末にフライトテストの予定でしたが、今日ブッキングを確認してみたら、来月中まで予約が入っていました。 グラムはこれからしばらくクオリカンビーチでフライトテストを集中的にやる仕事が入っているらしく、そのためにしばらくビクトリアにはいないようです。 そのため、予定が少しずれることになりそうです(汗)。 ということで、新しい予定では9月の中旬にはフライトテストの用意ができる予定です。 この勢いでいくと、筆記試験は今月末から来月の初旬となりそうです。 僕の学生ビザは10月の中旬まで有効なので、それまでにはすべてを終わらせることができそうです。 今日のタイトルからも分かるとおり、今日で日本を離れて300日が経ちました。 約10ヶ月ですね。 学生時代の留学は約10ヶ月、PPLを取りにカナダに来た時で約半年でした。 今回の滞在が1番長い海外滞在になることは間違いありません。
 今日はバイトの終わりに初めてde-fuel(ディフュール)をやってみました。 fuelは動詞になると「燃料を補給する」という意味になります。 de-fuelはその反対で、「燃料を抜き取る」ことを指します。 明日飛行機を使うパイロットから「1/2 tanks (満タンの半分の燃料)」というリクエストが入っていました。 ですが、その飛行機にはすでに3/4 tanks (満タンの4分の3)」の燃料が入っていました。 そのため、defueling pumpを使って燃料を抜き取る作業をしました。 初めてやりましたが結構簡単でした。 忙しくない時間帯にゆっくりできたので問題ありませんでした。 約40リットルもの燃料を抜き取りました。 5000円近い燃料が無駄になってしまいました・・・。
 
 明日も午後からバイトです。 明日はアボツフォードのエアショーのメインイベントがある日だそうです。 本当は行きたかったですが、時間的に無理っぽいです。 なので、来年行こうと思います(ビクトリアにいればの話ですが・・・笑)。 午前中は、今日、教官からIRの問題集を借りて来たので、それを解いてみようかと思います。 

 今日の写真はクラブの152です。 よく見るとわかりますが、ウィンドシールド(風防ガラス)がありません。 どうしたのかと思って聞いたら、メカニックの兄ちゃんが燃料タンク(翼の中にあります)の作業をしていたときに、風防に体重の一部がかかって、そのせいで風防が割れてしまったそうです(笑)。 新しい風防は恐らく20万近くはするんではないかという噂です。 給料から天引きでしょうか?(笑)。

 ではまた明日。


(つづく)

2 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

お疲れ様です。
飛行機のパーツは何でも高くてコックピット内の計器をカバーしているプラスティックのパネルでも数百ドルはすますが、ウィンドシールドは高価な代物ですね。
インストラクターレーティングの学科試験問題ですが極稀に一般知識の問題として気象の問題でTempとDew Pointが与えられていて雲低の高さを求めさせる問題が出題される事もありますよ。あと最近ではGPSの問題が出るかもしれませんね。脅かすわけではないですが Could be anything です。過去に受験した人から出来るだけ多くの情報(最新の)を得た方が良いと思います。
CPLのようにwordingでひねって引っ掛けるような問題は少ないと思いますがレーティングの合格点は70%なので油断は出来ませんね。それでも50問の出題で15問も間違えてもOKなので大丈夫か。

Youhavecontrol@gmail.com さんのコメント...

Aviatorさん

おはようございます。 本当に飛行機はなんでも高いですね。 Static blockageのときにVSIのガラスを割れという人がいますが、高価な代物であることを知っている以上、なかなかそんな大それたことはできないように思います(笑)。
Written examに関するアドバイスありがとうございます。 確かにどんな問題が出るかは分かりませんね。 気象に関してはおっしゃるとおり一般知識に混じって出題されることがあるというのは聞いていますし、練習問題などでもたまに見かけます。 CPLのリビューをしているので複雑にひねった問題でない限りはなんとかなりそうです。 GPSとかが出たらちょっと困りますね。 GPSのときのCDIのドット1つが示す距離とかなんていう問題が出たらお手上げです(CPLの時は暗記しようとしました・・・笑)。 
おっしゃるとおり70%ですが、油断はせずにがんばります!