2009-10-02

悪天候。



 今日もあいにくのお天気で、気圧の谷が通過していった影響で午前いっぱいは雨が降りました。 朝はフライトを3本キャンセル。 午後の2本はなんとか飛べました。 

 今日のフライトでは雲の近くを飛ぶことが多かったです。 雲に誤って入ってしまってはいけないので、そうならないように周りの状況を見ながら飛ぶスキルが求められます。 よく、「situational awareness」という言葉をフライト業界では使いますが、このことだと思います。

 今日、生まれて初めて公証人役場に行きました。 こちらではnotary publicといいます。 書類を公証してもらいたいときに公証人という人に証明してもらうんですね。 さらさら〜っとサインをして30ドル取られました。 良い商売ですね。 次に生まれ変わってくるときには、歯医者か公証人になりたいです(笑)。 短時間で高収入。 なんだか怪しいバイトみたいですね。

 今日の写真は僕が好きな飛行機の一つ、メトロライナーです。 古い機体で、エンジンは結構うるさいです。 パイロットは我々が使うような大きなヘッドセットをして飛んでいるのがよく見えます。 この機体はDHLが使っているやつらしく、カーゴオンリーで飛んでいます。 なので、離陸してすぐに60度以上のバンク角でクライミングターンをしているのを時々見かけます。 訓練空域で見かけると、翼を左右に振って合図してくれたりもします。

 明日は指紋を取ってもらいにビクトリアに仕事の後で出かけてきます。


(つづく)

2009-09-30

祝合格。

 昨日、日本から来ている生徒さんが無事にフライトテストに合格されました。 訓練にかかった時間を見ても、カナダ人の生徒さんと大差なく、むしろ平均的な生徒さんよりも早く訓練が終わったように思います。 うまくいってよかったです。

 今日、お昼から天気が崩れ始めました。 ビクトリア市の上空目指してテイクオフしましたが、途中で雲と雨に取り囲まれたような感じになり、仕方なく空港に引き返しました。 途中で空港が見えなくなるくらいの雨に降られ、着陸したあとに天気を見たら視界が2マイルとなっていました。 本当はそれよりももうちょっと悪かったんじゃないかとも思います。 VFRで飛ぶには基本的に最低でも3マイル(約5km)先が見えないとフライトできません。 2マイル(約3.6キロ)では飛んでいてもあまりcomfortableではありません。 今日はこのフライトのあとでもう1本ある予定でしたが、キャンセルしました。

 明日は休みです。


(つづく)

2009-09-28

メカニカルなリーズンで。

 今日は一日、日本人の方と多く接する一日になりました。 朝は日本人の生徒さんとフライト、それから日本からこられた方とディスカバリーフライトを2本飛びました。 最後にこれまた日本人の生徒さんとフライトをしました。 日本語で話をすると日本のことを懐かしく思います。

 今日のディスカバリーフライトで、出発前の点検を終え、すべて問題なかったのでエンジンをかけようと思ったらスターターがかかりません。 飛行機のマスタースウィッチを入れるとターンコーディネーターという計器の裏にあるジャイロが普通であれば回り始めるので、「ウウィ〜ン」という音が通常するのですが、今日はその音すらありませんでした。 結局、電気系統の故障ということで、他の機体に変更することになりました。 こんなことはあまりないんですけどね。 今日の乗客のお二人にはご迷惑をおかけしました。

 今日はよいお天気でしたが、結構気流が乱れていたように思います。 僕が訓練を担当してPPLを取ったカナダ人の男の子が今日、弟さんと彼女を連れてフライトに出かけたようですが、乗客の女性2名が乗り物酔いをしたそうです。 飛行機が駐機されたとたんに女性二人が気持ち悪そうな顔をしながらクラブの建物に向かって歩いてきたので、そうなんだろうな〜とは思ったのですが。

 明日は生徒さんが一人、フライトテストを受けます。 天気は下り坂のようですが、なんとかもってくれるんじゃないかと思います。


(つづく)

2009-09-27

問題集。

 今日、CPLのグランドスクールを教えました。 今回が初めての科目でしたが、とりあえずはまあまあの出来だったように思います。 時間が余ったので生徒さん達には問題集に取り組んでもらったのですが、こちらの問題集ってよく答えが間違っているんです。 単語のスペルが間違っているなんていうのはしょっちゅうで、問題の内容が曖昧だったり、答えを見ると間違った答えが正解になっていたり。 日本では考えられない曖昧さです。 でも、それでもこちらの人ってあんまり怒ったり、出版社に文句を言ったりはしないんでしょうかね。 お国柄のような気がします。

 どうも最近体調が優れません。 季節の変わり目だからかも知れません。 早くすっきりしたいものです。

 明日はフライトが4本です。 そのうち、2本は日本からお越しの方のディスカバリーフライトです。 天気予報もいい感じなので、きっと楽しいフライトになると思います。


(つづく)

2009-09-26

魔物が住むナナイモ。

 先日、とある生徒さんとナナイモ空港に行きました。 いつもは平穏な空港で、トラフィックも少ないのですが、その日に限って空港拡張工事が忙しく行われていたり、トラフィックが何機もいたりと、生徒さんを戸惑わせていました。

 そして今日。 今日はトランスポートカナダのキングエアがサークリングアプローチというIFRのアプローチをしてきて、そのおかげでこちらは滑走路脇で待ちぼうけ。 結構な角度でアプローチしてきたキングエアを見るのは楽しかったですが、おかげでhobbsで0.1時間ほど無駄にしてしまいました・・・。  最近のナナイモには魔物が住んでいます。

 今朝のフライトで、離陸前のrun-upをしていたら、スパークプラグに電気を送るために使う磁石のような装置(magneto:マグニートと発音します)の一つが故障していました。 いろいろ直すための努力をコクピット内でしましたが、そのかいもなく、離陸は取りやめてクラブに戻りました。 久しぶりのマグニートトラブルでしたが、たまにこういうことがあるんですよね。 離陸前のチェックは毎回同じことをやるのでマンネリ化する傾向にありますが、実はとても大事です。 一旦離陸してからトラブル発見では遅いですからね。

 明日はCPLのグランドスクールを教えます。 初めて教える科目なのでどうなるか楽しみです。



(つづく)

2009-09-23

Wake turbulence。

 今日のフライト4本のうち、2本で同じような状況に遭遇しました。 ビクトリア空港を出発し、西に向かっていたら、バンクーバー空港から飛んで来たエアカナダJAZZのDash-8が近づいてきました。 管制塔からの連絡で、我々の航路の上を通り過ぎるからwake turbulenceに注意してくださいということでした。 Wakeというのは船が前に進むときに後ろに残る波のことです。 飛行機が通りすぎると同じような現象が、気流に発生します。 このタービュランス(乱気流)、気をつけないと最悪の場合は墜落してしまうのです。 数ヶ月前にバンクーバーでナバホが墜落したのはこの乱気流の影響だったと言われています。 

 ナバホと言えば、航空無線でよく飛行機の名前が出てきます。 「1時方向のナバホに続け」とか、「3時方向にdash-8がいる」とか、「3マイルファイナルのサイテーションの後に着陸しろ」とかです。 飛行機マニアである必要はないと思いますが、パイロットを目指すひとであれば興味がある範囲でかまわないので飛行機の名前を勉強してもいいような気がします。

 明日から二日休みです。 あさっては用事があるのでバンクーバーにいってきます。


(つづく)

2009-09-22

進入禁止。



 今日、訓練空域から空港に戻ってくる道中でクラブの飛行機2機が我々の後ろについてきた形になりました。 そのうちの1機は管制官から指示されたところとは違うところに向かってしまったようです。 滑走路を長方形の1辺と見立てた、空港の周りの経路のことを「サーキット」といいますが、ターンを右にするものをright hand circuit、ターンを左にするものをleft hand circuitと呼んでいます。 どうやらright handの一辺に入るように言われたのにleft handに行っちゃったみたいです。 管制官の方は親切に対処されていましたが、クラブには電話が入ってきてたみたいです・・・(苦笑)。 

 昨晩はナナイモとクオリカンビーチへのナイトフライトになりました。 一緒に飛んだのはすべて日本からの生徒さんです。 セスナ172で4名でフライトしました。 日本の免許にPPLを書き換える際にナイトフライトの経験が必要になるんだとか。 その条件を満たすためのフライトとなりました。 いつもは訓練でセスナ152を飛ばしている生徒さん2名も昨晩は172を操縦しました。 操縦の仕方は同じですが、ちょっとだけクセがあるんですよね。 でも、それもすべては馴れの問題です。 PPL訓練ではセスナ172/152を使っていますが、別に172/152の操縦方法のみを教えているわけではありません。 訓練が終われば基本的にはどんな飛行機も操縦できるだけの基礎が出来ていることになります。 あとはそれにそれぞれの型式の時間を体験すれば飛ばせるはずです。

 写真はとある日のFBOの様子です。 左がリアジェット、右がセスナ・サイテーション、真ん中がピラタスPC-12です。 すべてビジネスジェットというカテゴリで呼ばれることが多い小型ジェット機です。 サイズは小さくても旅客機並みの高度を飛べたり、速度が出たりするそうです。 




(つづく)