2010-01-11

ビクトリア空港の天気。


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ビクトリア市はビクトリア空港があるシドニーの町から車で20分ほど南下したところにあります。 どの国でも同じですが、空港の所在地は空港の名前とは一致しないことが多いですね。 それは余談ですが、ビクトリアに越してきてから毎日車で通っていますと、たった20分の間に天気の移り変わりが見えたりして面白いです。

 例えば今朝。 ビクトリア空港の天気は霧で、VFRフライトができない天気でした。 ところがビクトリア市上空は良い感じの天気です。 その良い天気から車を走らせ、10分ほどするとちょっとした小高いエリアを通過します。 このあたりで霧に遭遇。 そしてものの1、2分でまた良い天気に代わりました。 小高い丘からは北を望めば空港のある盆地あたりに停滞している霧の層が見えました。 そしてシドニーに入ると500m先も見えないような濃霧に遭遇しました。 

 遠くから見た感じ、すでに霧がはれてきているように見えました。 空港につき、ものの30分ほどでVFRの天気になり、無事にフライトができました。

 シドニーに住んでいたころはシドニーの天気しか見えなかったので、空港上空の天気を遠くから客観的には見えてなかったと思います。 空港に向かってドライブしている間に天気の移り変わりなどを観察してその日のフライトのことを考えるのもなかなか楽しいと感じています。

 今夜はもうすぐ日本に帰国してしまうSさんと晩御飯を食べに行きました。 飛行機の話に始まり、その他もろもろの話ができて楽しいひとときでした。 

 明日から休みです。


(つづく)

2010-01-10

新聞と事務連絡。

 iPhone用のアプリで産経新聞がすべて読めるものがあります。 そのおかげで最近日本の新聞を読む機会が増えました。 もしかしたら日本にいた時よりも読んでいるかもというくらいです。 ジャズを聞きながらコーヒー片手に自分の好きな椅子に座って新聞を読む。 こんなことをまさか30前半で好きになるとは思いませんでした(笑)。

 今日も朝はあいにくの天気でしたが、午後からは晴れ間が見られ、予定していたフライトの半分をこなすことができました。 地上からみていると曇っているように見えても、一旦空に上がると意外と晴れているとうことはこのシーズンよくあります。 今日もそんな感じで、ビクトリア上空を飛んでいた教官からクラブの周波数に無線報告が入り、「ビクトリア市の上は雲も視界もフライトにもってこいだ」ということだったのでフライトにでかけました。 こういうパイロットからのレポートは機長です。 パイロットからの天気などの報告のことをPIREP(パイレップ)といいます。 これはNav Canadaのウェブサイトでデータ化されていて、誰でも閲覧できるようになっています。

 今日は日本から訓練に来ていたSさんが無事に多発限定解除のフライトテストに合格されました。 彼が乗った双発機が着陸していく姿を地上から見ていましたが、カナダに初めてやってきたときから彼のことを知っているので、彼の成長した姿を見ているのはとても感慨深いものがありました。 おめでとうございました。

 最後に事務連絡。 りゅうきちくん、ちゃんと手紙届いていました。 次回からは英語で書いてください(笑)。


(つづく)

2010-01-09

Yaw。

 航空用語の中に「yaw」という言葉があります。 発音は「ヨー」と言う口にしながら実際には「ヤー」と発音します。 飛行機の機首が水平に左右に動く動きのことを差します。 基本的にはフライト中には機首が左右に振れるのは好ましくないため、それを修正するために舵(ラダー)を使います。

 車を運転であれば手でハンドルを回して進路を変え、足でアクセルやブレーキをコントロールしますね。 飛行機の操縦も同じように手を使って操縦桿をひねって進路変更します。 でも足は車の運転とはほとんど全くといっていいほど違う動きをします。 この動きを頭で理解するのはそれほど難しくありませんが、これを実際に機内でやるとなると慣れるまではなかなか大変です。

 生徒さんの中にはこのラダーの使い方で苦戦する方もいます。 既にライセンスを保持している人でもラダーの使い方で感心させられる人は5人に一人いるかいないかくらいです。 かくいう僕も、正直なところは事業用操縦士免許を取得する直前くらいまではラダーの使い方が全然なっていませんでした。 教官資格取得のときのフライトテストでも試験官に「Your feet are lazy!(お前の足は怠けている)」と言われたものです。

 このyaw、なぜ修正しなきゃいけないかというと、飛行機がyawすると飛行進路が変わってしまうというのが一つの理由かと思います。 でも、もっと重要な理由は飛行機がyawすると飛行機の片方の翼が上がり、もう片方が下がってしまいます(rollという動きです)。 こうなると、それを修正するのに今度はエレロンという翼の先の部分を使って翼の上昇を抑え込むことになります(cross-controlといいます)。 これが悪化すると最悪の場合には飛行機は失速、そしてスピン(きりもみ)に入ることになります。 だから危険なのです。

 フライトトレーニングではyawの修正はしっかりできるように努力をしてもらいます。 それは安全に飛行機を飛ばすためです。 難しいのはわかっていますが、基本中の基本なのでそこはしっかりやる必要があると思います。 特に将来エアラインやプロを目指す人には最初からこのくらいはちゃんとできないと、とも思います。 

 っと、教官らしい発言はこの辺にしておいて、っと。 ちょっとしたフライトトリビアでした。 

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 今日は天気が崩れ、フライトはできませんでした。 代わりにブリーフィングを2回やりました。 一人の生徒さんとはナナイモにいくクロスカントリーフライトのブリーフィングをしました。 この生徒さん、なんとか今月中にライセンスを取得したいということで、急ピッチで訓練を進めています。 特に、今月の最後から始まるオリンピックの影響でナナイモ空港が制限区域に指定されているので、オリンピックが始まる前にクロスカントリーの必須訓練項目を終わらせる予定でいます。 飲み込みも早く、大学院にいく予定というだけあって頭も冴えているようなので、天気さえ味方してくれれば今月末までにライセンス取得となると思います。

 明日は久しぶりに4フライトある予定ですが、午前中のフライトは天気の影響でキャンセルになるかも知れません。 冬のビクトリアはお世辞にもフライトトレーニングに向いているとはいえないので、フライトの予定がキャンセルになることは多々あります。 こればっかりはどうしようもないので、予定は余裕をもって組む必要があるようです。


(つづく)

 

 

2010-01-08

慌ただしいビクトリア空港。

 

 今日も比較的穏やかなお天気で、フライトを気持ちよくこなせました。

 今日はタイトル通り、なんだか慌ただしい一日のように感じました。

 朝は久しぶりに霜がおりたので、飛行機のde-icingでバタバタとした感じでした。 僕は自家用機で訓練をしている生徒の飛行機のde-icingのお手伝いをしました。 そしてその生徒さんがソロフライトから戻ってくるのを待っていると、これまた自家用機を所有するパイロットがラングリー空港に向けて飛び立っていってものの15分ほどでビクトリアに戻ってきました。 しかも写真の消防車を2台引っさげて(笑)。 無線を聞いていた生徒の話では、コクピット内に煙が充満したため緊急事態ということでビクトリア空港に緊急着陸したそうです。 幸いなんともなかったようです。

 そして僕は僕で、生徒さんとのフライトでも、ディスカバリフライトでもなんらかの遅延に巻き込まれました。 最後のディスカバリフライトではD'arcy Islandという島の上でorbit(旋回)をして待機せよと指示され、ぐるぐるぐるぐるとしばらく廻っていました。 なぜか今日は空港がめちゃくちゃ忙しかったです。 なんででしょう。

 今晩はエビピラフを作りました。 生米から炒めるからピラフなんですよね。 炊いたご飯を混ぜてはまがい物になってしまうようです。 日本の冷凍食品のエビピラフが実はとても好きなんです。 あの味が作れないかな〜なんて思っています。


(つづく)

2010-01-07

Wings Banquet。

 毎年恒例のフライングクラブ主催、「Wings Banquet」が今年も今月末に開催されます。 2009年度中にライセンスを取得したフライングクラブメンバーが招待され、毎年Esquimaltの海軍の建物内にあるレストランのようなところであります。 担当教官から卒業生全員に賞状などを手渡す式典で、ずっと昔から続くフライングクラブの伝統のようです。 僕は卒業生として1度、教官として1度出ていますが、とても楽しいイベントで好きです。 自分が育て上げた生徒たちとまた顔を合わせることができるのはうれしいものです。 すでに日本に帰国している僕の生徒さん達には賞状を郵送するつもりでいます(覚えていたらですが...笑)。 何名かにはすでに送ってくださいと頼まれています。 はい、ちゃんと送りますよ。 このブログを見ている卒業生の方で昨年中にライセンスを取得した方は現住所をメールしてください。 お願いします。

 卒業生つながりでもう一つ。 フライングクラブの月刊誌、「The Patrician」では毎回フライングの近況や生徒さんたちの話、ファーストソロの写真、筆記試験や実技試験合格者の名前の発表などをしています。 URLはhttp://www.flyvfc.com/about_vfc/patrician.php です。 

 今日は久しぶりに比較的良い天気になりました。 午前中はフライトがなく、午後から2本飛びました。 最近よくひばりのような鳥の群れを空港のそばで見かけます。 ついこの前、JALの旅客機が日本でバードストライクにあったというニュースが流れていたと思いますが、そういうことにつながりかねないめちゃくちゃでかい鳥の群れをよく見ます。 ビクトリアでのバードストライクはあまりないように思いますが、それでも僕の生徒さんの一人が雁と思われる鳥と衝突したことはありますし、ボーイング737のパイロットが離陸直後に鳥がぶつかったという報告を無線でしているのを聞いたことはあります。 明日は我が身という気持ちで万が一のときにどうしようかと考えることがありますが、どういうことになるのかまったく想像が尽きません。 外をしっかり見て、とにかく避ける意外に方法はないんじゃないかと。 Aeronautical Information Manual (AIM)によれば、鳥は飛行機のランディングライトが見えるんだそうです。 ライトを付けてフライトすることはバードストライクを避けることにも役立つんだそうです。 ほんとうかなぁ。

 明日はフライト3本です。


(つづく)

2010-01-06

違法です。

 今日は今年初のグランドスクールの日でした。 日中は雲が低く、雨のせいで視界も悪くてフライトはすべてキャンセルとなりました。 

 今夜の科目はフライトオペレーション。 飛行機の取り扱い説明書である「POH(Pilot Operating Handbook)」を使って飛行機の性能の話や、重量計算などの話をしました。 CARs(Canadian Aviation Regulations)を教えるときは基本的には法律を次から次へと説明していくのみですが、フライトオペレーションの話のときには実際に計算尺を使って計算をしたり、飛行機のパフォーマンス表を用いて計算をしたりするのでとてもインタラクティブに授業を進めることができて楽しいです。 

 グランドスクールが終わり帰路につくと、ハイウェイの脇に新しい標識が立っていました。 「運転中にハンドヘルド機を使うのは違法です」と書いてあります。 意外かもしれませんが、カナダでは昨年までは自動車を運転中に携帯電話を使って会話したりメールしたりするのは合法で、なんのお咎めもありませんでした。 でも、今年に入ってからそれが違法になりました。 僕も気をつけないと。

 明日は休みです。


(つづく)

2010-01-04

賀正! 仕事始め。

 このブログをご覧の皆様、あけましておめでとうございます。 今年もどうぞよろしくお願いします。

 年越しは特にたいしたことはしなかったのですが、年末の30日に親知らずを1本抜きました。 こちらでは全身麻酔が当たり前のようで、日本でよく聞く部分麻酔は珍しいようです。 当日は朝ごはんを抜き、水も飲まずに来なさいと指示されていたので、そのとおりにしました。 手術室のようなところに通され、点滴をされてものの数分で意識が遠のきました。 気がついたらガーゼを噛んで横になっていました。 な〜んにも痛みなど感じずに親知らずの抜歯に成功! いや〜、よかった。

 術後も順調で、昨日くらいからやっと固形物を食べれるようになりました。 抗生物質は飲んでいますが、痛み止めは飲んでいません。 よく親知らずを抜くと腫れるとか、痛むという話を聞きましたが、そんな不安は杞憂でした。 ラッキーでした。

 今日は3日。 僕にとっての仕事始めです。 こちらでは1月1日から仕事にいく人もいます。 日本とは文化の違いを感じます。 今年の「飛び初め」は天気があまり良くない中を雲をよけながら飛びました。 冬のビクトリアらしいです。 それからは幾分天気が回復し、フライトを2本飛びました。 良いスタートだったと思います。

 今年の目標ですが、ずばり決めました:

  1. 体力作りをします。 筋力および持久力をつける! これが目標です。 そのためにサイクリングやら、ランニングやら、筋トレやらをしようかと思っています。
  2. まだ持っていないパイロット資格のMulti-IFRを年内に取得します。 さらには年内にはATPL(定期運送用操縦士資格)取得に必要な経験もつけることができるように思いますので、一気にATPLまで上り詰めれたら最高だなと思っています。
 っと、主にはこの二つを目標に頑張っていこうと思っています。 他には、今年も健康に過ごせればいいなと思っています。

 今年もいろんなパイロットの方と交流ができたらいいなと思っています。 まだお会いしていないカナダ在住のパイロット、教官の方々や、これからパイロットを目指す日本の方々、すでにお会いしたことがあるパイロットの方々ともいろんな形で交流が持てればと思っています。

 今年も皆様にとって良い一年となりますように。


(つづく)