2010-01-31

ウィングズバンケットにて。

 

 今日はフライングクラブの恒例行事のWings Banquetでした。 たしか今年で63回目だったと思います。 ビクトリアフライングクラブの歴史は長いのです。 6時半頃からカクテル開始。 そして7時半頃からディナー。 場所は海軍のセレモニーホールのようなところです。 ここのバーは安い! そしてレストランは美味しいということで人気があります。 お目当てはローストビーフ。 分厚いスライスにグレービーソースとホースラディッシュ・マスタードをつけて食べるとおいしいのなんのって・・・。 

 それはさておき、今日は僕が担当した生徒さん二人に賞状を手渡しました。 ふたりともとても教えやすかった優等生でした。 そのうちの一人の事業用免許の訓練を担当しましたが、この彼はあと一歩でカナダの宇宙飛行士代表というところまで上り詰めた大学教授です。 残念ながら最終選考でもれてしまいましたが、それでもクラブでは英雄的な扱いです。 すごいな〜と改めて感心してしまいます。

 僕が今年担当した卒業生(免許を取得した人)は確か9名。 そのうちの4名は日本人です。 残念ながら皆さん帰国されているので賞状は渡せませんでしたが、名前は欠席者として式典でちゃんと呼ばれました。

 今日はバンケットで知らない人とたくさんあったりしたのでとても疲れました。 人見知りをするタイプの僕にはああいう場所はなかなか辛いものがあったりします(苦笑)。 しかも車だったのでお酒も飲めなかったのでなんとなく欲求不満な感じになりました。 まあ仕方ないですね。

 写真はフレーザー川に沿ってラングリー空港からチリワックに向かう途中です。 アボツフォード空港の北東です。 メインランドには不時着(の練習)に使える広いフィールドがわんさかとあります。 バンクーバー島では滅多に見られない光景です。 羨ましいです。

 明日から休みです。



(つづく)

2010-01-30

なんだか・・・。



 今日の出来事。 今日はとある生徒さんと1日2フライトの予定でした。 10時からの予定だったのでそれに合わせて出勤しました。 クラブには5分ほど前に到着。 と、その直後に携帯にメールが入りました。 「ごめん、今日は行けそうにないよ」と生徒からのメールでした。 ということで、今日はフライトはなしになりました。 せっかくそこそこいい天気だったのに残念です。

 その代わりにまたグランドスクール用のプレゼンテーションを作るように指示されました。 おかげでやることができてちょっと安心。 なんにも予定がないと時間を無駄にしているような気がしてしまいます。 

 今日の写真はチリワック空港からの帰り道に通過したアボツフォード空港です。 手前の滑走路の東側(写真の右側)には刑務所があり、そこの上空300ftまでは飛行禁止空域(Class F Airspace)となっています。 ヘリコプターで受刑者を脱獄させるおそれがあるからでしょうか・・・。 きっと受刑者の人たちは飛行機が飛んでいく姿を見ながら出獄の日を楽しみにしていることでしょう(苦笑)。

 明日は夕方に昨年度にパイロットライセンスを取得したメンバーの卒業式にあたる「ウィングズバンケット」があります。 楽しみです〜。



(つづく)

2010-01-29

あと3時間。

 で、オリンピック開催に伴なう飛行禁止空域の制限が開始されます。 期間は約2ヶ月間。 最初の1ヶ月がオリンピックで、その後がパラリンピックです。 なぜか(?)、最初の1ヶ月が終わると警備レベルが一気に落とされるというから不思議です・・・苦笑。 

 オリンピック期間中は禁止空域に無断で侵入するとカナダ軍の武装航空機によってインターセプトされます。 インターセプトされると自分の飛行機のすぐ側に戦闘機が現れて、翼を左右に振りながら「ついてきなさい」というメッセージを送ってくるそうです。 逃げようものなら撃ち落とされるのは必至でしょう(笑)。 僕も気をつけなくては。

 

(つづく)

2010-01-28

まもなく。

 にわかにオリンピックムードが広がっているように思う今日この頃です。 空港でフライト前に聞くATIS情報にも「29日からオリンピックに伴なう空域規制が始まります」という旨のメッセージが録音・再生されるようになりました。 29日から2ヶ月間はパイロット訓練生のクロスカントリーフライトは実質禁止ということになります。 オリンピックで喜ぶ人はどのくらいいるのか、オリンピックそのものの意義を考えさせられます。

 昨日は休みで散髪に行ってきました。 いつもお世話になっている日本人美容師さんがいる美容室です。 僕はアメリカで一度、散髪でエライ目にあっていて、海外で散髪をするのに抵抗がありました。 でも、2年くらい前から、ビクトリアに日本人美容師さんがいる美容室があると聞いて通うようになりました。 日本人のヘアスタイリストさんだと日本人の髪質とか、僕の髪の癖を理解してもらえてとても助かりました。 残念ながら僕を担当してくれていた美容師さんが今月末で日本に帰ってしまうそうでとても残念です。 彼女にはまた世界のどこかで活躍しつづけてもらいたいです。

 その美容師さんと話していて思ったこと。 やっぱり「手に職」っていうのは強いな〜ということです。 この美容師さんの場合、英語もできるし、もちろん髪を切る技術も持っている。 だから基本的には世界中どこにいっても仕事ができると思います。 こういう技術はやっぱり見につけておく必要があるな〜と痛感します。 料理人、技術士、プログラマー、なんでもそうですが、専門職っていうのは世界中どこにいってもできるから強いですね。 パイロットも一応はそうかなという気もしますが、ライセンス制度などなどのしがらみもありそうです。 

 今夜はグランドスクールを教えました。 いつもは二日にかけて教えている内容を一日で教えました。 かなりハイペースでやったのでちゃんと終わりましたが、生徒さん達がちゃんと理解してくれていたのかはやや微妙です(笑)。 今回も反応の薄いグループでした(笑)。

 AppleからiPadが出ましたね・・・。 欲しいような気もしますが、実際にはラップトップをもうそろそろ新調しないといけないなと思っています。


(つづく)

2010-01-25

JALとカナダのカスタマーサービスについて考える。



 JALが破綻して再生機構がこれから再起を目指すということで、JAL社員の人は大変な時期だと思います。 ニュースを見ていると、「再生のために今まで以上にお客様へのサービスを徹底します」などと答える社員・グランドスタッフのコメントをよく耳・目にするように思います。

 僕がここで思うのは、「JALが破綻したのはカスタマーサービスが悪かったからではないですよね?」ということです。 経営陣の舵取りがよくなかったから破綻したんではないでしょうか。 だったら、どんだけグランドスタッフやキャビンクルーの人たちがサービス向上を目指しても、なんだか的外れのような気がしてなりません。 もちろん、サービス向上=イメージアップにつながり、それが経営をよくするための一手段に成り得るのは理解できます。 でも、そんなことでアピールするよりも経営陣を一新し、「新しい経営手腕でいきます」と主張したほうがよっぽどいいようにも思います。

 んま、経営なんてなにもしらない若造の所詮はうんちくですので聞き流してください(笑)。

 僕の出身大学からも多くの卒業生がJALやJAL系列の会社にたくさん就職しています。 後輩の一人にはJEXの自社養成パイロットに合格した子もいます。 夢をもって入社した子たちの夢を壊さないようにJALには頑張ってもらいたいものです。

 カスタマーサービスといえば、日本のカスタマーサービスが全般的に良いのはご承知のとおりです。 日本のカスタマーサービスは世界一といってもいいと思います。 カナダのそれはというと良いときと悪いときの差が激しいように思います。 カナダ(アメリカでも)ではレジで支払いをするときにお客が「ありがとう」というのが多いです。 そして、店員がその返答として「どういたしまして」ということが多いです。 お客様が神様の日本の常識で言えば逆ですね。 多くの日本人はレジの人にそもそも「ありがとう」とは言わないことが多いのではないでしょうか。 僕は日本にいたときから極力言うようにしていましたが、黙って品物とお釣りだけを受け取って去っていくお客が多いのが現状のように思います。 

 ただ、日本で買い物をしたときに店員が「ありがとうございました」とか、入店したときに「いらっしゃいませ」と言っていても、本当に心からそういう言葉を発している人は少ないようにも思います。 つまり、形式だけで中身がないというのが本当のところのように思います。 そう考えると、むしろそういった「建て前」だけの言葉は言わないカナダのほうが潔いようにも思えてきます。 

 かなりフライトからかけ離れた内容になりましたので、この辺でやめておきます。

 今日の写真はチリワック空港へのアプローチです。 この飛行機(C-150)にはバックミラーがついてます。 離陸後に滑走路のセンターライン上を飛んでいるかを確認するときに便利です。 飛行機が車の延長線上の存在として作られた感が否めません。 古き良き時代の産物です。

 明日から休みです。


(つづく)

2010-01-24

無駄に長い一日。

 今日は朝9時からフライトのはずでしたが、生徒が現れなかった(no show)ため、いきなり予定が午後2時半まであいてしまいました。 さすがに5時間半も時間を潰すのは大変です。 以前であれば空港のすぐ側に住んでいたので一度家に帰ってなにか用事をこなすということもできましたが、今はダウンタウンに住んでいるのでそうもいきません。

 仕方ないのでビクトリア空港の旅客ターミナルに行きました。 Short-termのパーキングに車を止め、空港内のTim Horton'sでコーヒーとドーナツを買い、それらを滑走路が見える場所で楽しみながらIFRの訓練に関する本を少し読みました。

 そうするとどこからともなく日本語が聞こえてきました。 しかも大勢。 はっきりは見ませんでしたが、なんだか小旅行のような、修学旅行のようなグループがいました。 ビクトリアは日本人を含めたアジア人人口がとても多いです。 「日本に帰ったら京都に旅行しような〜」とか、「〇〇ちゃんは千葉やから、またすぐ会えるって」とか。 不思議な会話が聞こえてきました。

 なんとか時間をつぶし終え、ようやくフライトにでかけることができました。 やっぱり飛ぶのは楽しいです。 地上で1時間過ごすより、フライトで1時間過ごすほうがあっという間に時間が経って行きます。 結局今日は午後5時過ぎに帰宅となりました。 長い一日ながら、あまりたいしたことは達成していないような感じがして、なんだか気持ちよくありません。

 夜はランニングに行きました。 University of Victoria (UVic)の中を走りました。 今日は最後の5分ほどをかなりのペースで走りましたが、足の筋力がついてきたのか、かなり余裕をもって走れました。 10キロは問題なさそうです。


(つづく)

2010-01-23

メインランドに行きました。



 今日はメインランドのほうにフライトにいってきました。 僕が住んでいるのはアイランド(Vancouver Island)で、それに対してカナダ本土のことをMainlandと呼ぶそうです。 ルートはいつもの通りビクトリアを出発してラングリー空港まで行き、そこからパイで有名なチリワック空港までというものでした。

 このルートを飛ぶとターミナルエアスペースという空域を通過します。 どの国でもそうだと思いますが、空域はウエディングケーキをひっくり返したような形になっていて、高い高度を管轄するのがターミナルと呼ばれる空域の管理者です。 メインランドへのフライトではその空域を通過する経験を積んでもらうために行うことが多いです。 ただ、メインランドには飛ばないことも場合によってはあります・・・。

 今日はセスナ150型機でのフライトでした。 セスナ150はエンジンが非力です。 152よりも20馬力ほど出力が低いため、1分間で500ft前後しか上昇できません(152だと700ftほどあがります)。 そのため、海抜高度から5500フィートまで上がるとなると、単純計算で11分かかることになります。 これが旅客機だったらものの数分で到達してしまうと思います。 えっちらほっちら上がったらまたすぐに高度を落とすというような感じになってしまいましたが、万が一海の上でエンジンが止まってしまった場合にどこかに滑空できるように高度を稼ぐ必要があるのです。

 なにはともあれ、天気に恵まれて楽しいフライトができました。 僕自身、メインランドには久しぶりに行ったように思います。 土地がフラットで、アイランドに比べると地形的特徴があまりないので比較的方向感覚を失いやすいように思いますが、しっかりとしたナビゲーションの技術を持っていればたいしたことはないと思います。

 今日の写真は最初に着陸したラングリー空港へのアプローチのときの写真です。 滑走路の横に並んだ白いハンガー群が特徴的です。 滑走路自体はあまり長くありませんが、ローカルのパイロットで賑わう比較的忙しい空港です。



(つづく)